文字や画像の動的変更 (HTML,CSS,JavaScript)

更新日:2006年11月01日

著作権表記の「年」表示を自動更新する!

ページを更新しても修正を忘れがちなのが、著作権表記に含まれる「年」の表示です。未だに「Copyright 2005」などと書いてしまっていませんか?この年表記を自動で更新されるようにしてみましょう!簡単に作れます。

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2. CGI+SSIで日付(年)を自動更新する方法

まず、次のCGIを用意します。

#! /usr/bin/perl
my $year = (localtime(time))[5] + 1900;
print "Content-type: text/html\n\n";
print $year;

たった4行のCGIです。このCGIは、実行すると「現在の年」を表示します。
ファイル名は何でも構いませんが、ここでは「 getyear.cgi 」としておきましょう。

CGIソースの説明:
1行目: Perlの位置を示しています。お使いのサーバによっては /usr/local/bin/perl などに修正しないと動かない場合があります。
2行目: 現在の年を取得しています。
3行目: CGIで文字を表示させたい場合に必須の記述です。
4行目: 得た年を表示させる記述です。

次に、HTMLファイル中(年を表示させたい場所)に、以下のようなSSIの記述を加えます。

<!--#exec cgi="getyear.cgi"-->

このように記述することで、この位置に「getyear.cgi」を実行した結果が挿入されます。 つまり、年が表示されることになります。

もし、HTMLファイルとは異なるディレクトリ(フォルダ)にCGIを配置したのなら、以下のようにディレクトリ名を含めて記述します。 (※1つ上の階層にあるcgi-binディレクトリに置いた場合の例)

<!--#exec cgi="../cgi-bin/getyear.cgi"-->

以下のようにHTMLを記述しておけば、年が自動更新されるCopyright表記になります。

Copyright &copy; <!--#exec cgi="getyear.cgi"--> MyName. All Rights Reserved.

これを表示すると、次のように表示されます。
※以下は、表示例です。実際にこの記事中でCGIやSSIを動かしているわけではないので、下記では常に「2006」が表示されます。

Copyright © 2006 MyName. All Rights Reserved.

年表記は、閲覧者がアクセスした日付の年が自動的に使われます。
サーバの日付が使われるため、閲覧者の環境には一切依存しません。

<注意>
※何も表示されない場合:
CGIが正しく動作していないか、SSIが有効になっていません。 getyear.cgiを直接ブラウザで表示させてみて下さい。エラーになるならCGIに問題があります。 年が正しく表示されていれば、SSIが有効になっていません。 SSIは、(たいていの場合は)HTMLの拡張子を「.shtml」にしないと動作しないので注意して下さい。 CGIがエラーになる場合は、CGIに実行権が付加されているかどうか、FTPソフトなどで確認してみて下さい。

※「an error occurred while processing this directive」と表示される場合:
SSIに問題があります。 CGIの位置やファイル名を誤って記述していないか確認して下さい。 また、サーバによっては、SSIからCGIを呼び出すことを禁じている場合があります。 その場合、この方法は使えません。

うまくいかない場合は、JavaScriptを使う方法で

どうしてもうまくいかない場合は、JavaScriptで済ませてしまう手もあります。
JavaScriptを使った方法は、前のページを参照して下さい。

おわりに

今回は、Copyright表記中の「年」部分を自動的に更新させる方法をご紹介致しました。
Copyright以外でも、とにかく「現在の年を表示したい」という箇所にならどこでも使えます。 ぜひ試してみて下さい。

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西村 文宏

関西大学大学院 総合情報学研究科 博士課程にて情報学を学ぶ傍ら、ホームページに関する書籍の執筆や企業…

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寒い季節はアウターが主役だからこそ、味付けとしての腕時計の存在感を増し、いっそう視線を惹き付けるということもある。またコーディネートの観点から見れば、オフの着こなしにおいては時計によって“抜け感”を加味することでセンスが主張できる。いずれにせよ、スタイリングのブラッシュアップを図るなら腕時計にはこだわるべき。そして、オフにはオフのための一本を活用すべきだ。使いたくなる腕時計を選りすぐったので、自分らしい視点や好みでチョイスし、自在に着けこなしてほしい。

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