2012年 1月 4日
岡山県庁で仕事始め
官公庁はきょうが仕事始めです。岡山県庁では新年を祝う式典が行われました。新年祝賀式には幹部職員約300人が出席し、石井知事が年頭のあいさつをしました。この中で石井知事は「今世界は変わっています。常に前向きでチャレンジ精神を持って取り組んで頂きたい」と述べ、東日本大震災を受けて日本の社会構造が大きく変化する今、地方から先駆的な政策を提案していきたいと強調しました。また、西日本でも大地震の可能性が高まっていることに触れ、今年は県の防災対策を加速させていく考えを示しました。このほか、今年の干支が「辰」であることから、昇り竜のごとく岡山県政が大きく飛躍する年にしたいと話しました。

新年早々の企業説明会
来年春卒業予定の学生を対象にした合同企業説明会が岡山市で開かれました。岡山県内を中心に63社が参加した説明会には去年より500人多い約2000人の学生が集まり、採用担当者の話をメモを取るなどして熱心に聞いていました。来年春卒業予定の大学3年生の就職活動は経団連の方針で企業説明会の解禁が従来より2カ月遅い先月に変更されたため過密日程となっています。主催者は今後も合同企業説明会や個別セミナーを開いて学生の支援を続けていきたいと話していました。

岡山経済同友会新年互礼会
岡山経済同友会の新年互礼会が岡山市で開かれました。互礼会には経済同友会のメンバーをはじめ、行政や大学関係者など約250人が出席し、中島基善代表幹事が「円高で厳しい状況は続きそうだがハングリー精神を忘れず成長していきましょう」と挨拶しました。そして、全員で乾杯し、地域経済の更なる発展を誓っていました。(インタビュー)■中島基善代表幹事■石井正弘知事■岡山ガス岡崎彬社長会場からは「震災復興の需要で岡山経済にもいい影響が出始めている」との声も聞かれ、出席者たちは新年の抱負を語り合いながら決意を新たにしていました。

病院に放火未遂容疑の男を再逮捕
去年11月、勤務先だった岡山労災病院の金庫から現金を盗んだ疑いで起訴された派遣職員の男が病院の倉庫にある書類などに火を付けたとして放火未遂の疑いで警察に再逮捕されました。再逮捕されたのは岡山市中区原尾島の派遣職員松田光司容疑者(55)です。警察によりますと松田容疑者は去年11月勤務先だった岡山市南区の岡山労災病院で倉庫にあった書類などに火を付けた疑いです。スプリンクラーが作動し、火は間もなく消し止められました。松田容疑者は火を付けた際病院の金庫から現金44万円を盗んだとして窃盗の罪ですでに起訴されています。調べに対し松田容疑者は「金に困ってやった」などと供述をしていて警察は動機について追及しています。