米MMF、欧州銀行との短期レポ取引拡大 リスク回避反映の可能性=フィッチ
[ニューヨーク 21日 ロイター] 米マネーマーケットファンド(MMF)は、ユーロ圏の銀行に対する無担保融資を縮小し、安全性の高い担保の付いた短期レポ取引を拡大させている。フィッチ・レーティングスが21日明らかにした。
米MMF上位10社の11月末時点の欧州へのエクスポージャー全体のうち27%をレポ取引が占めた。レポ取引は10月末時点では24%、8月末時点では17%、2009年末は9%だった。
フィッチは「担保融資への移行は、MMFのリスク回避を反映している可能性がある」との見方を示している。
欧州ソブリン危機の深刻化に伴い、MMFは、ユーロ圏への全体的なエクスポージャーは継続的に縮小している。
11月の上位10社の欧州に対する総エクスポージャーは前月比4%減少した。欧州債務の保有高は5月末時点から45%減少した。
フランスの銀行に対するエクスポージャーも前月比63%減少、5月からは89%減少した。11月30日時点の10社の総資産規模は6450億ドル。
フランスへのエクスポージャーが減る一方、オランダ・スイス・英国・スカンジナビア諸国の証券保有高が増えた。
11月の上位10社の欧州に対する総エクスポージャーは33.4%。10月は34.9%。5月末時点では51.5%だった。
欧州債務と対照的に、短期物米国債と政府機関債の保有高は増えた。
11月のポートフォリオに占める米政府関連資産保有高の割合は、10月の19.3%からやや減少し18.7%となったものの、5月時点の12.4%を依然大きく上回っている。
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