交通事故死者 11年連続で減少
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交通事故死者 11年連続で減少

1月4日 12時25分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

去年1年間に交通事故で死亡した人は、全国で4611人と11年連続の減少となり、59年ぶりに4700人を下回りました。一方で、死亡者に占める65歳以上の高齢者の割合は、依然としておよそ半数を占めています。

警察庁のまとめによりますと、去年1年間に交通事故で死亡した人は、全国で4611人で、前の年より252人、率にして5.2%減り、11年連続の減少となりました。交通事故による死者数が4700人を下回ったのは、昭和27年以来で59年ぶりとなります。また、最も多かった昭和45年の1万6765人に比べると4分の1近くまで減りました。都道府県別の死者数は、愛知県が最も多く225人、次いで東京が215人、埼玉県が207人となっています。逆に最も少なかったのは、鳥取県の26人で、30の道府県で前の年より減少しました。また、飲酒運転による死亡事故は267件と、記録が残っている平成2年以降で最も少なくなりました。一方で、死亡者に占める65歳以上の高齢者の割合は、依然としておよそ半数を占めており、警察庁は「高齢者向けの交通安全教室や、高齢者の自宅を訪問しての注意呼びかけなどに引き続き取り組んでいきたい」としています。