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2009222

 

748  悪あがき外交

 

原稿を読めば間違え、原稿なしで答弁すれば放言の連発。本当に困った人が日本国総理大臣になってしまいました。極めつけは小泉政権の郵政民営化について「本当は反対だった」発言。当時総務大臣だった人が「それを言っちゃおしまいよ」と、誰もが思ったはずです。心の中では正しくないと思っている政策で国民をだました結果、与党は衆院で3分の2以上の議席を獲得しました。その3分の2を使って、今度は天下の愚策・定額給付金を再可決しようとしています。あまりにも国民をバカにしています。

政界引退を決めている小泉元首相も怒り心頭のようですが、私にはどっちもどっちに見えます。5年に及んだ小泉政権の下で、麻生氏を政調会長、外相、総務相と厚遇し続けた張本人は一体誰だったのでしょう。人を見る目がなかった己れの不明をまずは恥じるべきではないでしょうか。

先週は、中川昭一財務・金融相のG7後の泥酔会見による辞任騒動により、麻生首相の任命責任も厳しく問われました。内閣支持率も錐もみ状態に陥っています。もはや政権末期です。

そのような死に体内閣が政権浮揚を図ろうと、外交面で成果をあげようと躍起になっています。18日はメドベージェフ大統領との日露首脳会談。そして、24日はオバマ大統領との日米首脳会談。私は、功をあせった「悪あがき外交」は国益を損ねるだけだと思っています。相手国に足元を見られるだけです。

特に、日露間には北方領土問題という懸案があります。かつて麻生首相が外相だった当時、北方4島の「面積2等分論」や「3島返還論」に言及したことがあります。5月にはプーチン首相の来日も予定されていますが、バナナのたたき売りのような安易な妥協だけはやめてほしいと思います。

国民の支持を得ていない基盤の弱い政権は、「さもしい外交」「矜持なき外交」に走りがちです。早期に解散・総選挙を行い、国民の信任を受けた政権が「堂々たる外交」を進めるべきです。

 

平成21222日                 野田よしひこ

 

 

 

 

 

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