昨年末に決定した改正された青少年育成に関する都条例改正。
実写や小説は除外されたが、漫画やアニメやゲームをピンポイントに狙い撃ちにした。
参考:
「規制の範囲、むしろ拡大」――漫画家3団体、都条例改正案に反対声明
実写が除外されたとはいえ、漫画やアニメの一ファンとして、そして、
日曜映画監督としても、今回の条例改正は見過ごせなかった。
また、表には出せない話として、色んなところで影響が出始めてるとも聞いた。
周囲とも相談し色々考えて結果、今回条例執行停止の陳情書を出す事にした。
陳情書は3月9日に受理され、追加署名も5月16日に全て受理された。
以下、その内容と署名者を紹介する。
23第25号 東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正の執行停止に関する陳情
懇意:
都において平成22年12月22日条例第97号にて改正された
東京都青少年の健全な育成に関する条例改正の執行を
関係各社・団体と良く話し合って理解を得るまで停止していただきたい。
理由:
平成22年12月22日条例第97号にて改正された東京都青少年の健全な
育成に関する条例改正において、以下の問題点がある。
1.漫画やアニメに限定し、小説を除外する正当な理由が見当たらない。
これは東京都の表現差別に値する。
2.日本動画協会・日本漫画家協会等、関係団体への説明が不十分で
「表現規制につながる」との誤解が解けていない。
3.不健全図書の扱いにおいては現行の条例のままでも充分対処が可能で
あり、規制を強化する必然性が見当たらない。
4.出版社との見解がまとまらず、東京都主催の「東京国際アニメフェア
2011」において角川書店等の離反を招き、収入の大幅減が予想される。
ひいては東京都の財政に影響を及ぼす。
以上
趣旨に賛同していただき、追加署名を頂いた方(五十音順・敬称略)
石ノ森アキラ(石ノ森ブレイン管理人)
伊藤りえ(ライター)
柏木大(会社員)
工藤稜(イラストレーター)
来栖美憂(文筆業)
迫稔雄(漫画家)
清水俊文(映画監督)
しらいしろう(漫画家)
0011号彦(イラストレーター)
野上武志(漫画家)
不惑堂(モデラー・俳優)
むらかわみちお(漫画家)
他21名
ご署名いただいた皆様、ありがとうございました。改めて御礼を申し上げます。