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国際
北朝鮮が野田首相を非難 総連弔問団再入国不許可に反発
2012.1.3 18:13
[北朝鮮]
【ソウル=加藤達也】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、金正日総書記の死去にあたり日本政府が弔意を示さず、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬責任副議長らの再入国禁止措置を解除しなかったことを「無知蒙昧(もうまい)きわまりない卑劣な行為だ」などとする論評を発表した。「わが軍隊と人民は決して許さない」と非難している。金正日総書記の死去後、対日関係についての論評は初めて。
論評は再入国不許可の理由として日本政府が「拉致、核問題など懸案解決のための意思表示」としたことについて「もはや存在もせず、においもしない拉致問題を持ち出し、わが方の最高尊厳を傷つけることは許されない」と強く反発。朝鮮総連の渡航要請に「首相・野田と官房長官・藤村」が背を向けた、と名指しで批判している。
さらに、日本政府として哀悼の意を表さなかったことにも触れ「(日朝関係の)展望はますます暗くなった」と反発した。
野田政権に関しては「人間の初歩的な倫理や道徳、礼儀も備えていない者が日本の国事を扱っていることは、日本自らにとっても悲劇だ」と強調している。
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