銀座由美ママの心意気

寒き夜の　河豚食べし血の　疼きあり

―能村登四郎

暮れも押し迫った

ある夜

由美ママは

20数年来贔屓にしている

“ミシュラン”

獲得の高級ふぐ店

銀座【ふぐ福治】http://www.fukuji.jp/

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*河豚刺身何しんみりとさすものぞ・・大分豊後水道の天然ふぐ尽くし！ミシュラン二つ星銀座【ふぐ福治】

http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-11068910074.html 　（2011年11月6日号他）

へと出かけました

実は、

【ふぐ福治】は

先月

違反のニューの

“ふぐ肝”を出して

営業停止と

ご主人矢菅 健氏の

の“ふぐ免許”取り消しの

厳しい処分を

受けたばかりでしたから

親しい由美ママとしては

励ましを兼ねての訪問でした

【ふぐ福治】ふぐ刺し

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さて、

この“ふぐ肝”は

全国どの地域でも（大分県も）

メニューとして出すことは

禁止されており、

その条例違反は

当然、罰せられますが、

しかし、

違反の後は

まるで犯罪者のように

ＴＶなどで実名報道がなされ、

あげくに自宅にまで

マスコミが押し寄せ、

一時は家族全員が

ノイローゼになるほどの状態で、

由美ママにも

家族からの悲痛な叫びが

聴こえてきました・・・

今は

営業が再開されてはいるものの

有名店だったがゆえに

免許取り消し処分に加え

“違反店”としても

不名誉な名を売ってしまい、

違反以上の

制裁を受けたことに

同情していますが、

幸いだったのは、

娘さんの麻理子嬢が

すでに

ふぐ免許を所得しており、

今後は

麻理子嬢が父親を支え

お店を引き継ぐとのことですから

この【福治】の絶品の味を

是非

継承していただきたいものです

矢菅麻理子ちゃん

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ところで

その後

この“違反事件”は、

思わぬ展開になったのを

ご存知ですか

今月中旬に

週刊誌などで

この夜

「“食中毒”とされた女性と

一緒に会食していたのは

実は

元宮崎県知事の

東国原英夫氏だった・・・」

と一斉に報じられ

店側は必死で隠していたのに、

警察の捜査が入ったことを察し、

彼自身がブログに

自らの弁明を書き込みました

その“弁明”は

最初

“アンキモ”を注文したら、

店から

“肝ポン酢”があると説明され、

その後

何回か来店の度に

注文するようになり、

それは「毒性のない可食性」と

認識していたとし、

「宮崎や大分では

毒性のないふぐ肝が

提供されることある」と云い、

そのうえで

「これほどの一流店が、

可食部以外のものを、

しかも徐毒もせず提供するとは

思ってもいませんでした・・・」

と断罪し、

かなり都合のよい

“言い訳”をしています

由美ママは

そんな都合のよい

“弁明”を耳にし

義憤に駆られ、

ここで

店側から聴いた

あの夜の出来事を

少し書かせていただきます

先ず

店内で、東国原氏は

「いつもの出してあげて」と、

すりつぶしたとらふぐの肝臓を

ポン酢に溶かした“肝ポン酢”

を“裏メニュー”から要求し、

「フグの毒で

口をピリピリさせて

酒を飲むのが通・・・」などと

言いながら食していたらしく、

“ナンパ”した

被害者の女性にも

やたらと勧め、

しかも食事の間中、

ずーっと口説いていた・・・

とのこと

それゆえの“食あたり？”も

あったのでは・・・（苦笑）

と想像されますが、

案の定、

東国原氏自身には

何の異変はなく、

一方

被害者女性は

店を出てから

唇のしびれや頭痛など

“ふぐ毒”に似た症状となり、

帰宅後に救急車で運ばれ入院。

翌日に

退院したとのことでした。

このことについて

矢菅ご主人は、

「こちらから進んで出してはいません。

要求がなければ絶対に出しません。

店のリスクを考えると、

あり得ないことです。

東国原さんが注文して、

女性にも勧めていましたが、

しかし、

違反なのを知っていて

出してしまったのは

本当に申し訳ありません。

“可食性のふぐ肝”なんて、

そんなのはないですよ」

との反省を込め

語ってくれましたが、

この

“可食性のふぐ肝”につては、

東国原氏が知事をしていた

宮崎県の衛生管理課でも、

大分県の食品安全衛生課でも

同様の見方で、

いずれにしろ

店で出していたら違法です

ちなみに

宮崎県の衛生管理課では、

「元知事本人は

このことを知っていると思います」

と述べ、

そのことから考えても

確信犯のように思えて、

ある意味

【ふぐ福治】は、

無理難題を要求する

“有名人”のために

“有名税”を払った

被害者とも言えますね・・・

ちょうど

由美ママが行っていた夜も

この件の“有名人”から、

店主への

何度かの携帯着信があり、

本音を言うと

「もう来て欲しくない・・・」

とのこと、

週刊朝日の記事によれば

被害者女性の体調も心配ぜず、

自身の“体裁”と

“言い訳”ばかりに

終治するような輩には

客としてのマナーに

欠けているように思えるのは

由美ママだけでしょうか・・・

*詳しくは

『友里征耶の辛口日記』

*福治の肝事件の主役は東国原英夫だった！

http://tomosato.net/weblog/%E6%83%85%E5%A0%B1/1898.html 　（2011年12月13日号）

をご覧ください

【銀座ふぐ福治】花

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お通し

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豪勢なふぐちり鍋

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お酒は由美ママ贔屓の麒麟山　http://www.kirinzan.co.jp/

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麒麟山を持つ女将さん

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由美ママの大好物ふぐの唐揚げ

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そしてこの夜も〆のご飯は水分を飛ばして鍋に焦げ付かせる“ふぐのお焦雑炊”を注文

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鉄砲とも　呼ばれるふぐを　いただきし

今年は最後に

とんだ災難に見舞われた

【ふぐ福治】ですが、

ご主人自身も深く反省し、

二度と

“ふぐ肝”は

出さないとのことですから、

女将さんと麻理子ちゃんと

“家族総出”のこの店へ

今シーズン中に

どうかお出かけ下さい

（年内は30日迄営業）

ただし

“ふぐ肝”は食べられませんが・・・笑

銀座【ふぐ福治】

東京都中央区銀座5-11-13

幸田ビル3F
03-5148-2922

http://www.fukuji.jp/

http://r.gnavi.co.jp/g997500/

店主・矢菅 健（要予約）

お一人様30000円～

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