現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 事件・事故
  5. 記事
2012年1月4日3時0分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

平田容疑者、出頭前さまよう オウム専用電話つながらず

図:平田容疑者の出頭までの足取り拡大平田容疑者の出頭までの足取り

 17年近くに及ぶ逃亡の末、逮捕監禁致死容疑で逮捕されたオウム真理教元幹部の平田信(まこと)容疑者(46)が、出頭前に警察庁のオウム真理教特別手配容疑者に関する専用フリーダイヤルに10回ほど電話を掛けたがつながらなかった、と話していることが3日、担当弁護士への取材でわかった。

 同日、接見した弁護士によると、平田容疑者は12月31日午後9時ごろ、自身が関与したとされる目黒公証役場事務長拉致事件の捜査本部がある大崎署(東京都品川区)に出頭しようとして署の前まで来たが、入り口がわからなかったため、諦めたという。一般用の入り口はエレベーターで2階にあがったところにある。

 このため、公衆電話から警察庁開設のフリーダイヤルに10回ほど電話を掛けたが、話し中でつながらず、110番した。「平田信の担当はどこですか」と名乗らずに尋ねたところ、警視庁本部と回答されたという。

 捜査関係者によると、平田容疑者はその後、JR大崎駅から山手線に乗り、恵比寿駅で下車したとみられる。1時間以上、駅周辺の商店街などをぶらついた後、服を着替え、東京メトロ恵比寿駅から日比谷線で霞ケ関駅に着いたことが新たにわかった。恵比寿、霞ケ関両駅や周辺の防犯カメラには平田容疑者とみられる姿が映っていた。捜査1課は、切符を回収するなどして調べている。

PR情報
検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介