ナベアツ改め桂三度　高座デビュー

　お笑い芸人「世界のナベアツ」から落語家に転身した桂三度（４２）が３日、東京の品川プリンスホテルで開かれた「新春！しながわ寄席」で高座デビューした＝写真（稲岡悟撮影）。１８番目となる弟子の晴れ姿を見守った桂三枝（６８）は「初舞台としては９０点ぐらい。将来性はものすごいある」と大きな期待を寄せた。

　ヒゲをそって臨んだ三度は、ＵＦＯや怪獣も登場するオリジナルの創作落語「お出かけ」を披露。大きな声で堂々と演じる姿に、約３００人の観客から自然な笑いや温かい拍手がわき起こった。

　三度は「平常心で楽しんでできた」と笑顔。三枝は「緊張している様子もなく非常にスムーズ。いろんな弟子を見てきたけど大したもんだ」と称賛する一方、「落語家としては４５点ぐらい。コントと落語はリズムが違う。やっぱり落語は場数を踏まないとうまくならない」と注文も。三度は「身が引き締まる思いです」。