オリオールズも岩隈獲りに参戦　マリナーズと一騎打ち？

　岩隈久志投手（３０）＝楽天からＦＡ＝の獲得を、オリオールズも狙っているようだ。２日の米複数メディアによれば、オ軍関係者が「岩隈を調査中だ」と話した。争奪戦の本命と目されるマリナーズと一騎打ちになる可能性もあるが、本気で獲得を狙うのは３球団との報道もあり、右腕の選択肢は増えるばかりだ。

　２００９年ＷＢＣの“陰のＭＶＰ”はやはり、引く手あまただった。オリオールズの関係者は「岩隈を調査中だ。メジャー投手としての能力を精査している」と、入念な分析を行っていることを明らかにした。これまではマリナーズが獲得レースの本命とされてきたが、オ軍との一騎打ちも十分にありそうだ。

　地元紙ボルティモアサンは「メジャー先発は中４日で、岩隈は肩に不安があるため、リリーフとして１年契約もあり得る」とさらに突っ込んで報じ、米局ＭＡＳＮは「先発左腕の補強が最優先で、チェン・ウェイン（中日を自由契約）が獲得候補だが、岩隈クラスならば例外だろう」と、既に２年契約を交わした和田に加え、日本プロ球界出身の３投手がオ軍に集結する可能性にも触れた。

　また、米スポーツ専門局ＥＳＰＮ（電子版）は「３球団が岩隈の獲得に本気だ」と報じ、オ軍、マ軍以外にもう１球団のアプローチがあることを示唆。争奪戦がさらに激化していることだけは間違いない。