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 自作落語を披露する桂三度=東京・品川プリンスホテル

 自作落語を披露する桂三度=東京・品川プリンスホテル

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 昨年3月に落語家に転身した元お笑いタレント・世界のナベアツ改め桂三度(42)が3日、都内で行われた「新春!しながわ寄席」に出演し、高座デビューを果たした。300人の観客に迎えられ、「以前のように桂“さぁ〜ん”度なんて、言いません!」と持ちネタを織り交ぜあいさつし、自作の新作落語「お出かけ」を堂々と披露。袖で見守った師匠の桂三枝(68)は「(出来は)初めての高座としては90点。落語家としては45点」と偶然にも“3の倍数”で愛弟子を評価。新たな舞台で幸先の良いスタートを切った。

 1月“3”日、観客は“300”人、師匠の評価は「初舞台としては“90”点、落語家としては“45”点」‐。「3の倍数でアホになる」ネタで大ブレークした三度の落語家デビューは、縁起のよい“3の倍数づくし”で飾られた。

 三度が前座で現れると、“見たことのある顔”に会場は静かにどよめいた。ナベアツ時代によく着用したシルバーのスーツを脱ぎ、紺色の着物に身を包んだ三度は座布団に座ると、「以前は『世界のナベアツ』という名前でしたが『桂三度』になりましたので以前のように桂“さぁ〜ん”度なんて言いません!」とこん身の持ちネタで客をつかんだ。

 三度が披露したのは、自作の新作落語「お出かけ」。大阪に突然現れた恐竜とUFOのどちらを見に行くかで家族がもめるさまを描いたもので、昨夏に作成しけいこを重ね、前日夜にも電話で三枝と念入りに最終確認。要所要所で笑いを誘った。

 三度が緊張しないようにと、舞台袖でひっそり見守った三枝は「緊張する様子もなくて。やっぱりキャリアがあるからたいしたもんだ」と初舞台に90点の高評価。加えて「落語家としては45点。まだひとりコントみたいなところがあるから落語のリズムになってくれたらいい」と反省点を挙げた。

 三度は「落語って本当に難しい。皆さんも一度やってみてください」と古典芸能の奥深さをあらためて認識した。

 三枝の厳しい指摘はこの日朝にトレードマークのヒゲをそり落とした三度の、落語にかける思いをくんでのもの。三枝は「落語界を盛り上げてほしい。場数を踏んでうまくなるよう、機会があるたび(高座に)出て」と指示。

 三度は「ヒゲをそったのは落語の道で生きていこうと思っているから。師匠の教えを百パーセント守って頑張りたい」と答え、二人“さぁ〜ん”脚で落語の盛り上げに尽くすことを誓っていた。

(デイリースポーツ提供)

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