福井県小浜市かるた協会「沖の石」のかるた開きが3日、小浜市の食文化館内の町家で開かれた。華やかなはかまに身を包んだ小中学生が、真剣な表情で手合わせを披露した。
同協会は小学生から大人まで約30人が所属。競技かるたの精進を願い、毎年かるた開きを開いている。
今年は8、9日に大津市の近江神宮で開かれる全国大会に出場する小学3年から中学2年の女子4人が参加した。
たすきで袖をたくし上げた4人は、句が読み上げられると、素早く反応して札を取っていた。張り詰めた空気の中、保護者や来館者らが熱戦をじっと見守っていた。
参加した清水裕子さん(松永小6年)は「緊張したけれど集中できた。今年の目標は全国大会で良い成績を残すこと」と話していた。