2日夕放送の政府広報ラジオ番組では、焦点の消費税増税について、「全世代型の社会保障の案を作った。それを支える財源は段階的に消費税を引き上げて対応する。その理解を得る努力をしていきたい」と訴えた。
首相の民主党代表としての任期は今年9月末までだ。首相は、消費税増税に向け税制関連法案を通常国会で成立させ、党代表再選に道筋をつけたい考えだ。
内閣支持率は下落しているが、首相は、増税の実現には幅広い国民の支持が不可欠だとみている。このため、与野党協議と並行して、自ら街頭演説などを行い、国民に直接、税制改革の必要性を訴えていく方針だ。