【北京時事】中国人権民主化運動情報センター(本部香港)は2日、寧夏回族自治区同心県で先月30日、寄付金で建てられた大規模なイスラム寺院を当局が「違法な宗教場所」とみなして取り壊し、イスラム教徒数百人と警察や軍約1000人が衝突、約50人が負傷したと伝えた。2人が死亡したとの情報もある。
中国では寺院や教会の建設には政府の許可が必要。当局は、非合法化された気功集団「法輪功」だけでなく、チベット仏教やイスラム教などでも多数の教徒が集まることを警戒し、未承認の寺院建設も違法な宗教活動として取り締まりを強化している。
[時事通信社]