英国軍の新しい軍服は中国製、兵士や政治家から不満の声
英国国防部がアフガニスタンに駐留する兵士に中国製の新しい軍服を支給したところ、兵士たちから「体に合わないうえに、作りが粗雑だ」と不満の声が上がった。中国メディアの環球網が2日付で報じた。
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英国国防部は新しい迷彩服の調達のために4000万ポンド（約47億6000万円）を費やしたが、支給を受けた兵士から不平不満の声があがっている。ある兵士は「おもちゃの服みたいだ」と述べ、「自分自身の見た目が変だと思うと、ここでの活動に影響が生じる」と不満をこぼした。
英国メディアの「サンデーエクスプレス」は1日、「英国は20年の歳月と200万ポンド（約2億3800万円）を費やして開発した新時代の軍服を間もなく生産しようとしている。この軍服にはハイテク素材を使用しており、アフガニスタンで軍務に就く兵士たちを保護するものとなるだろう。しかし、この軍服が中国企業によって製造されることに一部の英国人は疑問を抱き、政府関係者の中には公（おおやけ）に不満を表わす者さえいる」と報じた。
ある議員は「軍服が英国との関係が緊張状態にある国家によって生産されることは納得できない。タリバンが使用する武器のなかには中国製のものがあるという。これら軍服が敵の手に陥るのは危険なことだ」と述べた。
また、中国の生産能力に疑いを抱く声もある。中国製の砂漠用の軍服の品質は悪いと言われており、「サンデーエクスプレス」はある高官の言葉を引用し、「北アイルランドで生産された新素材をわざわざ中国まで送り、そこで軍服にして再び英国に送り返す。これはまったく不名誉なことだ」と苦言を呈している。（編集担当：及川源十郎）
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