陸自:戦車積み込み、苫小牧から大分に 大規模演習で

2011年11月7日 13時14分 更新:11月7日 21時41分

民間フェリーに運び込まれる陸上自衛隊第7師団の90式戦車=北海道苫小牧市の苫小牧西港で2011年11月7日午前9時24分、貝塚太一撮影
民間フェリーに運び込まれる陸上自衛隊第7師団の90式戦車=北海道苫小牧市の苫小牧西港で2011年11月7日午前9時24分、貝塚太一撮影

 大分県の日出生台演習場で行われる大規模演習(10~22日)に参加する陸上自衛隊第7師団(北海道千歳市)の90式戦車4両を含む車両52台が7日午後、チャーターした民間フェリーに積まれて苫小牧西港を出港した。9日朝に大分港に到着する予定。

 車両を運ぶのは、津軽海峡フェリーが所有する「ナッチャンワールド」。90式戦車のほか、89式装甲戦闘車や87式自走高射機関砲などが6日夜~7日未明、東千歳駐屯地から公道約30キロを走って港に到着。同日午前8時ごろから積み込み作業に入った。全長約9.8メートルの90式戦車は砲塔部分を逆向きに回転させて船に載せた。

 演習は新防衛大綱に盛り込まれた動的防衛力の構築、南西シフトを踏まえたもので、移動も訓練の一環とされる。部隊を指揮する山根直樹・第11普通科連隊長は「多くの人の理解と協力を得て移動させることができた。自衛隊だけでは難しく、あらゆる手段の活用を前提に準備をしなければならない」と話した。【円谷美晶】

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