野田首相:TPP交渉参加「党の議論集約後」

2011年11月4日 11時14分 更新:11月4日 11時51分

 【カンヌ松尾良】野田佳彦首相は3日夜(日本時間4日早朝)、カンヌ市内のホテルで同行記者団に対し、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加問題について「民主党内の議論を集約した後、態度を決めたい」と述べた。党内の慎重派議員が離党を示唆していることについては「基本的には挙党一致が望ましい。党を割るようなことは良くない」と述べた。

 東日本大震災の復興財源を賄う復興債の償還期間に関する与野党協議については「もはや(当初の)10年できっちり、という交渉ではなくなった。(民主党の前原誠司)政調会長が15年と提案しており、どれくらい幅を取れるかだ」と述べ、期間延長を容認する考えを改めて示した。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題については、自らの沖縄訪問に関し「そういう時が来るように環境整備を進めたい」と強調。沖縄県名護市辺野古へ移設する日米合意が一定の前進を見た後、沖縄を訪問したいとの考えを示唆した。

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

東京モーターショー 注目のクルマ

クルマの最先端が集結

東海大学:山下副学長「柔道家として教育を語る」

学生時代の思い出から今の日本の課題まで

縦横に語ってもらった。