韓国が「世界大統領」と呼んでいるバン・ギムンUN事務総長が韓国人、特に自分の側近を起用しすぎで問題(悪い意味で)になったことをご存知でしょうか。
実は韓国から見ると「何だよ、それ位」という程、韓国にはそういう「側近人事」が当たり前になっています。
そして、李明博大統領も例外ではありません。
まぁ、ぶっちゃけ、他の国にもあるでしょうし、政治の世界などではある程度は仕方ないこと。
ですが、要は「その側近とやらがちゃんと仕事をしてるかどうか」だと思います。
李明博大統領はそれが出来ていません。彼の人事の失敗は有名です。
兄が政権初期から問題を起こし、最近では私邸購入の件で息子との名義問題などなど。他にも彼の側近・親戚が相次いで逮捕、または不正により捜査を受けています。
実は放送局関連でもかなり自分の人を「挿して」おきました。そのせいで放送局の労組がストをやったり、PC手帳という告発番組の重要スタッフをほぼ解体されたりもしました。
そのどれもが、彼には「ブーメラン」になりました。
ここだけの話、彼の婿が41歳でサムスンの専務にまで上がったのもそういう類ですかね。
サムスン「違う。こいつは人質だ」
とにかく、
その「側近人事の失敗」が、今回の対・北朝鮮情報ラインの崩壊を招いたという指摘があります。
金正日の死亡を2日間も知らないで、51時間も国を留守にしては日本で慰安婦の話ばかりしてきましたから。これはもう崩壊でしょう。
他の国ならともかく、韓国と北朝鮮。休戦状態の国です。つか韓国は国土法により北朝鮮を違法占拠勢力としています。北朝鮮の「ガンチョップ(スパイ)」も、韓国の「北派工作員」も、相当な数が動いていましたし、今も動いています。
なのにどうしてこうなったんでしょうか?
対北朝鮮情報収集を担当する代表的な機関は国家情報院と軍です。それぞれHUMINTとTECHINTを担当しています。
国家情報院の対北朝鮮情報収集は主にHUMINT(人的情報)であり、軍はTECHINT(技術情報)です。
国家情報院が保有したHUMINTは、北朝鮮高位関係者たちの動向など北朝鮮内部に対する全般的な監視・偵察業務を遂行しています。
しかし、「李明博大統領が国家情報院を握るために最側近を院長に任命し、そこから対北朝鮮情報ラインは事実上崩壊したとのことが国家情報院内外の指摘だ」だそうで・・
左派政権でもそれなりに機能していた国家情報院が何故今になって「崩壊」と言われているのでしょうか?
院長とはウォン・セフン(現)国家情報院長のことです。
彼は江原道(カンウォンド)で内務部所属事務官を勤めた以外は殆どソウル市で仕事をしてきた人物です。李明博大統領がソウル市長だった2002~2006年までは上水道事業本部本部長、経営企画室室長、行政1部市長を務め、李明博市長と手足を合わせました。
彼が2009年、国家情報院長に赴任したわけですが、それから国家情報院を次のように変えました。
1・海外分野 → 1・分析分野。海外情報分析を担当。北朝鮮情報もここが合わせて担当。
2・国内分野 → 2・収集分野
3・北朝鮮分野 → 3・科学情報分野。 「対北朝鮮戦略局」は廃止。
この過程で対北朝鮮情報の専門要員が大幅に減ったのは勿論のこと、HUMINT管理部署も縮小されました。
国家情報院は2010年天安(チョンアン)艦沈没事件、延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件、去る5月の金正恩の訪中誤認などなど、対北朝鮮事件が発生する度に対北朝鮮人的情報網に弱点を表わしたのもこういう構造的な問題があるからだ、ということです。
政府高位関係者は「去る10年間、北朝鮮に植えておいた国家情報院のHUMINTが政権が変わりながら相当数“用途廃棄”された。軍との情報共有がうまく取れないことがさらに大きな問題」と明らかにししました。
左派政権でもなく、北朝鮮に強い姿勢を示してきた李明博政権がこのザマだったとは、意外な問題ですね。
まさか「とりあえず大きな声から出しておく」という建設会社CEOならではの戦法だったのでは・・
ちなみに軍のTECHINTですが、こちらもあまり状況が良いとは言えません。国防部傘下の情報本部は北朝鮮の軍事情報を収集するのに主力していますが、
韓国軍が保有している監視・偵察体系においての「信号情報」は白頭偵察機が、「映像情報」の獲得は金剛偵察機が担当しています。
しかし、白頭偵察機は小さいスペースに過度に多い関連装備を入れてしまって、要求された人員を搭乗させることができません。離着陸時に高い重量によりシステムに問題が頻発しています。
金剛偵察機は大きさが小さいため、長時間飛行は無理です。
この部分は・・というかこの部分「も」駐韓米軍に依存しています。しかし、これも問題はあるみたいです。
「駐韓米軍が保有しているKH-12軍事衛星とU2高空偵察機、RC135偵察機も問題点はある。 KH-12軍事衛星は300~500km上空で一日に3~4回ごと北朝鮮上空を通りながらキム委員長専用列車と核施設など北朝鮮全域の動きを監視することになっているが、24時間リアルタイム監視は不可能だ。
また、U2偵察機は烏山(オサン)基地で一日に一回以上離陸するけど、北朝鮮後方地域を監視するのに限界があり、天気が悪いと離陸出来ない短所がある」とのことです。
不安ですね。見えない敵というのは。彼ら相手に「像を建てるぞ」戦法が効くとは思えませんし(笑
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2011122108081533332&sp=EC