桃「通学バスですよね。えっとですね、今度は男の子目線でいきますけど、バスに、毎朝会う他校の女の子がいるわけですよ」
ヤ「いいね」
桃「その日は雨で、窓ガラスがくもっているんですね。それで、女の子がいつも降りる停留所がきて、出口に向かうそのすれ違いざまで、男の子の肩をポンポンって叩くわけですよ」
ヤ「マジでか」
桃「ビックリした男の子がふと、そのコの座っていた席の方にやると、窓ガラスに『好きです』って書いてあって…」
ヤ「やだ素敵」
桃「でしょ? 何か今日は冴えてるかも(笑)。書いておくシリーズでいうと、日直の黒板ってのもありますね」
ヤ「おお!」
桃「前の日、教室に誰もいないところを見計らって、自分と好きな男の子の名前を相合い傘にしとくんですよ」
ヤ「キャー」
桃「次の日、当然話題になるじゃないですか。まわりから『ヒューヒュー』とかはやされて。で、相手の男の子が『誰だよな? こんなイタズラしたの』とか私に聞いてくるんだけど…」
ヤ「だけど?」
桃「そこで私は、『でも、ホントのことかもね♥』とか意味深なことを言うわけですよ」
ヤ「\(^o^)/」
桃「じゃあ、ヤングくんもやってみてください。お題は…『渋谷』で!」
ヤ「マジか、渋谷か。じゃあ、こういうのはどうかな」
桃「ドキドキ…」
ヤ「渋谷って駅前にでっけーテレビあんじゃん。ビルについてるやつ。あれを利用したいんだけど、好きな女の子をその前につれてってさ」
桃「なかなかいいですね」
ヤ「そんで、『ちょっと画面見てみ』なんつって、そこに『好きです』とか映し出されるわけよ」
桃「いいですね!」
ヤ「ネットで調べてみたら、あれちゃんとお金払えばメッセージとか流せるらしいんだよね。あれで告白してみたいわ俺」
桃「ヤングくん、なかなかいい感じですよ。そんなことされたら愛を感じますねー」
ヤ「\(^o^)/」
桃「こういうキザなことをする男の子って、今は少ないですからねー。ロマンチックなことが大好きな私なんて、愛読書が『男をキュンとさせる方法』ですからね! ぜひ見習って欲しいです(笑)」
ヤ「\(^o^)/」
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