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井岡、衝撃98秒殺!左アッパー炸裂

井岡、衝撃98秒殺!左アッパー炸裂
 1回、井岡一翔の左が顔面を捉える(撮影・笠原次郎)
 「WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、大阪府立体育会館)

 衝撃的な年納めだ!!WBC世界ミニマム級王者の井岡一翔(22)=井岡=が、挑戦者ヨードグン・トーチャルンチャイ(21)=タイ=を1回1分38秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。国内での世界戦1回KO勝利は、09年7月の長谷川穂積(真正)以来。日本人ミニマム級王者としては、史上初の快挙だ。11年2月に国内最速プロ7戦目で世界王座を奪取したニューヒーローは、記念すべき一年を、年の終わりの特別な舞台で、鮮やかに締めくくった。

 大みそかの夜、「衝撃的な年」を、衝撃的な1回TKO勝利で締めた。井岡が左フックを一閃(いっせん)すると、ヨーグドンは前のめりにダウン。レフェリーが手を大きく交差した瞬間、会場を埋め尽くした8000人の歓喜が波となり、リング上の王者に押し寄せた。

 わずか98秒での決着に「こんなに早く終わるとは、自分でもビックリ」と驚き顔。東京(TBS)のスタジオで中継するビートたけしから「1時間も余計にしゃべらないといけない。腹立たしい限り」と辛口の祝福を受けた。これには「何て答えたらいいのか…」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 圧巻のKO劇は、計算し尽くされたものだった。最初にダメージを与えた右アッパーからの左ボディーは、何度も練習してきたコンビネーション。控室を出る前にも父でトレーナーの一法氏と「左ジャブで誘い出して右アッパー」と入念に最終確認していた。

 昨年2月に国内最速となるプロ7戦目で世界王座を奪取。元2階級制覇王者の偉大な叔父、弘樹・井岡ジム会長の背中を追い、求め続けた夢を実現させた。「いい年という言葉では抑えられない。生まれて一番、衝撃的な年」と振り返る。

 ただ王座奪取から1カ月後の3月11日に、東日本大震災が発生。「日本にとってはつらいこともあった。ボクだけが『最高の年』とは言えない。来年も日本全国のみなさんに力を与える試合をしたい」と、さらなる飛躍を誓った。弘樹会長は「十分に力を与えたと思う。100点以上。9戦目で今日が間違いなくベスト」と、手放しで成長を褒めたたえた。

 次戦はWBA同級王者・八重樫東(大橋)との統一戦と、2階級制覇挑戦を両にらみにする。一法氏は「本人を見ていたら、最後は(減量で)骨と皮になってるから。世界戦という精神力だけで持っている」と、ミニマム級での限界を示唆した。

 井岡は階級変更について「簡単に判断することはできない」と決断を先送り。「2階級制覇するにしても、防衛するにしても、世界ランカーに弱い相手はいない。来年は飛躍の年にします」。力強い言葉で、“新年の抱負”を口にした。
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