紅組が７年ぶり勝利…ＮＨＫ紅白歌合戦

　◆第６２回ＮＨＫ紅白歌合戦（３１日、東京・ＮＨＫホール）　２０１１年は震災復興に向けて「あしたを歌おう。」がテーマで行われた。被災地・岩手出身の千昌夫（６４）、福島出身の西田敏行（６４）と猪苗代湖ズ、松任谷由実（５７）らが全編にわたって鎮魂の歌を届けた。初出場は紅組の芦田愛菜（７）、少女時代ら５組と白組の鈴木福（７）、猪苗代湖ズの計７組。史上最年少出演の芦田と鈴木は、紅組・白組の枠を超えて登場。また、バセドー病の症状が落ち着いた絢香（２３）が、２年ぶりに歌声を披露した。

　女優・井上真央（２４）が抜てきされ司会を務めた紅組が、２００４年以来７年ぶりに勝利し通算成績を２９勝３３敗とした。

　トップバッターは、４年連続で浜崎あゆみ（３３）が勤め、３回連続４度目の出場となるＡＫＢ４８は、名古屋のＳＫＥ４８やインドネシア・ジャカルタのＪＫＴ４８など全６グループが結集し、昨年の１３０人を上回る総勢２１０人の大所帯で出演した。

　３３回連続出場の小林幸子（５８）は総重量２・５トンの「メガ獅子」で登場。一度は獅子にパクリと丸のみされる演出で場内を沸かせた。

　２００９年の紅白歌合戦を最後に音楽活動を休止していた絢香は、２年ぶりに歌声を披露し、第２章をスタートさせた。紅組のラストは石川さゆり（５３）。東北を舞台にした女性の再出発を歌う曲「津軽海峡・冬景色」を熱唱した。

　また、番組後半には米人気歌手のレディ・ガガ（２５）が録画中継で出演。ヒット曲「ボーン・ディス・ウェイ」など２曲を披露し、米ニューヨークからパフォーマンスとメッセージを届けた。

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