ＡＫＢグループ２１０人結集で「がんばろう！！」…紅白歌合戦

　大みそかの「第６２回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７時１５分）のリハーサルが２９日、東京・渋谷のＮＨＫホールで始まった。３回連続４度目の出場となるＡＫＢ４８は、名古屋のＳＫＥ４８やインドネシア・ジャカルタのＪＫＴ４８など全６グループが結集し、昨年の１３０人を上回る総勢２１０人の大所帯で出演することが決定。また、韓国女性５人組のＫＡＲＡは、日韓の年末番組を往復する弾丸ツアーとなることが明らかになった。

　ＡＫＢ４８グループが総力を結集させ、初めて同時にステージに立つことになった。最後は２１０人で「がんばろう！！」という人文字を作り、「頑張ろう、日本」と復興への願いを込めて、声をそろえる。３年連続４度目の出場。昨年の１３０人を超え、ＡＫＢ４８史上最多となった。

　メドレーは今年ミリオンを記録した３曲。最初は東日本大震災復興応援ソング「風は吹いている」（１０月２６日発売）を前田敦子（２０）、大島優子（２３）ら選抜１８人が歌い、２曲目「フライングゲット」（８月２４日発売）で６１人、３曲目「Ｅｖｅｒｙｄａｙ、カチューシャ」（５月２５日）で２１０人となる。

　キャプテンの高橋みなみ（２０）は「喜ばしい気持ちもありますし、パワフルさを出せれば」。大島は「後ろを振り返ったら人だらけ。昨年より、ぶつからないですね。この１年の経験が生かされている」と大人数でのステージも慣れてきた。

　ＡＫＢ４８が７５人、ＳＫＥ４８が４８人、ＮＭＢ４８が１６人、ＨＫＴ４８が１６人、海外初の姉妹グループとなったジャカルタのＪＫＴ４８も１６人が参戦し、お姉さんグループのＳＤＮ４８から３９人が登場。これまで、ＡＫＢ４８グループが開催されたイベントで、すべてのグループが同じステージに上がったことはない。ほぼ全員がノーメークで私服姿。

　リハーサルは朝から行われた。ＪＫＴ４８は午前６時３０分、ＨＫＴ４８は午前７時に会場入りし、人文字練習に励んだ。そのかいあって、小嶋陽菜（２３）は「ＪＫＴ４８の子が一番うまかった」と脱帽。前田は「まだ完璧ではない。明日もリハーサルがあるので、やれることをやりたい」と話し、２１０人でのステージを百点満点に仕上げる。

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