話題

文字サイズ変更

年賀状出発式:東北では枚数落ち込み激しく

野田佳彦首相(左から2人目)らの見送る中、配達に出発する郵便事業会社配達員=東京都中央区の日本橋郵便局で2012年1月1日午前8時25分、中島和哉撮影
野田佳彦首相(左から2人目)らの見送る中、配達に出発する郵便事業会社配達員=東京都中央区の日本橋郵便局で2012年1月1日午前8時25分、中島和哉撮影

 東京・日本橋郵便局では1日午前8時から、野田佳彦首相や川端達夫総務相らが出席して年賀状元旦配達出発式が行われた。郵便事業会社によると、同日全国で配達された年賀状は前年比92.4%の19億2500万通だった。同社は「元々減少傾向だったのが、最近は投函するのが遅れ気味で、2日以降の配達も増えてきているため」と説明している。

 日本橋郵便局での出発式で野田首相は「一枚一枚が日本全国をつなぎ、人と人との絆を深める。年賀状を多くの人が心待ちにしている。確実に届けてほしい」とあいさつした。また「郵政事業サービスがあまねく公平に利用できることが必要」だとして、郵政改革関連法案の次期国会での成立に改めて意欲を示した。

 郵便事業会社によると、支社別で元旦の配達数がもっとも落ち込んだのは東北支社の前年比83.6%(1億600万通)。特に東日本大震災で甚大な被害を受けた3県では、岩手県82.2%(1370万通)▽宮城県75.2%(2600万通)▽福島県81.1(2160万通)--と下落率が高かった。【種市房子】

毎日新聞 2012年1月1日 11時39分(最終更新 1月1日 12時36分)

 
Follow Me!

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

東京モーターショー 注目のクルマ

クルマの最先端が集結

東海大学:山下副学長「柔道家として教育を語る」

学生時代の思い出から今の日本の課題まで

縦横に語ってもらった。

毎日jp共同企画