…愚痴
June 01 [Wed], 2011, 9:55
あわら芸妓見習いで雇用として入っていた二人が昨日で同時に辞めました
なんだろ
お給料ついてお座敷に出れば花代がつく。ボーナスもつくといううちらとは間反対にいい契約
対象外の私たちはこれ以上ないいい契約だと思う
しかし彼女達にするとどういう訳か辞めてしまった
本っ当に好意が持てる子がいて…その子も辞めちゃった
他の花流会には行かず真っ直ぐあわらに来てくれて嬉しかった
彼女達は大金当たるけど芸に打ち込む事もしなきゃいけないし、事務の仕事もしなければならない。1日のサイクルは慌ただしい物だったのかも知れない。稽古、パソコン、稽古、事務。
それに御披露目を間近にしてお金が足りなくなるのは仕方のないこと。
最初は経済的に辛いだろう
御披露目してお座敷に出て一年くらいすればちょっとでも貯金くらいできたと思う
辞める方にすれば辞めるのも勇気というが、我慢が足りない気がする
まぁ私雇用になった事ないけど
長く勤めれば今まで嫌だったこと、嬉しかったこと。自分の経験が支えになりステップアップできるのに。と思う
今まで色んな稽古をして、踊りも鳴り物も上手で。
ぶっちゃけ勿体無い。心からため息がでる
でも芦原で培った事は無駄にはならないと思うから
彼女達の言う次の夢に向かって
突き進んで行って欲しい。
彼女達の辞めた理由は似てた
『経済的にむつかしい』
一人は本当に手持ちが殆どなかったみたいやし
それは本当に不安だったやろう
私が納得行かなかったもう一人の辞め文句は、16歳で見習い中なのに
『親に仕送りができない』
これを聞いたとき仕送りなんかまだ早いやろ!と思ってしまった
まぁ人それぞれやから、その子にも人には言えない事情があったのかもしれない
華やかな見た目と違って芸妓という者は努力と経験の賜物
ただ煌びやかに着飾りたいだけなら向いてないと思う
踊りも太鼓も笛も鼓も三味線も
芸が備わってこそ顔も着物も簪も目も輝くものだと思う
まぁでも。着物が好き、チヤホヤされたい…だけじゃ辛い物があるよね
ただただ芸が好き!という子が有望かも
流派も色々あるから、あわら流に染まれる子が一番かも
私が習ってきたのと違うなんて言い出したら…
きっと自分の中でストレスになっていくし
それに今回の雇用は自分で好きな芸だけをするのは禁止だから
辛い物もあるけど、続けていくときっときっと自分の為になるよ
色んな方と触れ合って、お稽古した芸を見せて、いいお仕事よ本当に
今回は残念やったなぁ
Hisano.
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