2011-12-17
私のバックグラウンドおよび情報提供のスタンスに関して
3.11以降、フクシマ事故関連の情報提供に努めて参り、最近は多くの方に記事を閲覧して頂いていますが、お読みになられる方の中には「Eisbergとは一体、どういうバックグラウンドの持ち主なのだろう。書いていることは信用できるのだろうか」と判断に困っておられる方も多くいらっしゃることと思います。
何の肩書きも持たない人間ですので身元を明かす必要性を感じていませんでしたし、個人情報を曝すのもあまり気が進みませんが、読者の方にそれぞれ判断して頂けるように簡単に私のバックグラウンドと情報提供のスタンスについて書きます。お読みになった上で、各自ご判断ください。
学歴的には文系出身です。早稲田大学第一文学部英文科で学んだ後、1990年に渡独し、ケルン大学哲学部で文化人類学を学びました。副専攻は言語学、国際政治学です。(しかし、国際政治学の方はあまり熱心に勉強しませんでしたので、知識の方は自信がありません)
仕事は早稲田在学中に始めた翻訳業(主に商業翻訳)をフリーランスとして細々と続けています。
上記のように文系出身ですが、夫が物理学博士というバックグラウンドを持ち、また実の弟夫婦が科学者ということから、しだいに科学的な物の考え方に感化されました。もともとの私の関心事は人間の行動についてであり、人間の行動を決めるものは何かを知りたいと思って、言語学的、文化人類学的観点からの考察を続けて来ました。しかし、子どもができて子どもを観察するようになってからは、人間の行動を人文科学の枠の中だけで捉えることに限界を感じるようになり、しだいに生物学、脳科学にも関心を持つようになりました。そして、関心の範囲がだんだん生物学から科学一般へと広がって行き、二年前からイギリスの通信制大学でサイエンスの学生として学んでいます。これまでのところ、Certificate in Natural Scienceという資格を取得しています。
バックグラウンドは以上の通りです。もともと当ブログは、自分が面白いと思ったことをメモする目的で始めたもので、テーマは人文系、社会系、自然科学系を問わずに雑多に取り扱うものの、できるだけ客観性を失わないようにと意識しているつもりです。理系の人間としての経歴が浅く知識がごく限られているため、自分では意識せずに中途半端な理解で書いていることもあるだろうという認識は常に持っています。ですから、より深い見識をお持ちの方からのご指摘は素直に受け入れます。(注: ご教示はありがたく頂戴しますが、誹謗中傷のコメントは受け付けません)
一つだけ、私ならではの特色があるとすれば、文系と理系の領域の両方に足場を置いていることです。長年、文系の学問をして来たので、文系的な物の考え方や捉え方(という言い方には実は実体がないので、「科学的手法を取らない思考法」とした方が正確だと思いますが)を肌感覚として知っています。また、文系的思考の特徴である「価値観を含んだ物の考え方」が社会を形作っていることもはっきりと認識しています。その上で、一般社会では特殊な人達のものとして受けとめられがちな科学的思考がもっと社会に広く浸透することが、この原発事故問題を始めとした多くの社会問題を解決する上で重要なのではないかと考えています。
以上の考えから、これからもエネルギーや放射能に関して継続して学び、自分なりに理解したことをその都度ここに書き、記事を読んでくださる方々と情報を共有して行きたいと考えております。
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