TPPで「6次産業化」促進、「20年五輪招致」へ国民一致期待-日商会頭
1月1日(ブルームバーグ):日本商工会議所の岡村正会頭(東芝元会長)は年頭所感で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加を日本政府が決めたことを受けて、農商工による「6次産業化」を後押しする意向を示した。
1日付の年頭所感で岡村会頭は、TPPが実現する際には強い農林漁業が必要になるとして、生産・加工や流通・販売を一貫して手掛ける6次産業化を農商工が連携して進めて地域活性化に取り組む方針を明らかにした。日本の経済成長のためには「アジアとともに成長することが不可欠だ」とも述べ、政府にはTPP交渉時に「国益の最大化」を図ることを求めた。
商工会議所は昨年、2020年のオリンピック(五輪)招致の支援を表明している。岡村会頭は「これが国民の心を奮い立たせ夢を持てるような『共通の目標』となることを期待している」として積極的に活動を展開する意向を表明した。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 天野高志 Takashi Amano tamano6@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保義人 Yoshito Okubo yokubo1@bloomberg.net香港 Michael Tighe mtighe4@bloomberg.net
更新日時: 2012/01/01 10:00 JSTニュース一覧
注目のセクション