東京電力は1日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの循環冷却に使っている配管から水漏れが起きている可能性があると発表した。プールの水位に変化はなく冷却を続けている。
プールからあふれた水がたまる「スキマーサージタンク」の水位が、同日午後2~5時に毎時約8センチ下がった。これまでも主に自然蒸発で水位は下がっていたが、毎時1.7センチ程度だった。
水は、このタンクから配管を通って熱や不純物が取り除かれ、再びプールに戻る。東電は、配管の接続箇所などで漏れが起きたとみて原因を調査している。(共同)
毎日新聞 2012年1月2日 0時44分