日本列島を構成する千以上の島々の名前を1枚の地図上に記した「日本の島全図」が好評で、発行元の日本離島センター(東京都千代田区)は1日、増刷して発行する。同センターは「尖閣諸島など国境の島が話題になったことも、予想以上に売れた一因ではないか」と見ている。
国土地理院の地図を基にし、表面は日本全図(500万分の1)に島名一覧表付き。裏面には、約430の有人島と、主な無人島などを緑色に塗った拡大図(75万分の1、計47図)を収録し、島名は有人島を赤色、無人島を藍色にした。
オホーツク海から太平洋、東シナ海に連なる島々の名を1枚に収めた地図は珍しく「日本の国土と海洋の広がり、島との関係が実感できる」と同センター。
12月の第1刷2千部が完売し2刷は4千部。2月の3刷も決まった。全国の主要書店で税込み525円。(八板俊輔)