【経済】リニアの街へ、名古屋駅を大改造2012年1月1日 11時24分
2027年のリニア中央新幹線(東京−名古屋)開通を見据えた名古屋駅周辺の青写真づくりが今年、動きだす。名古屋市は、地下街の大規模改造に向けた計画づくりに初めて着手。民間団体は、歩道拡幅によるにぎわい創出策を提言する。10兆円ともいわれるリニアの経済効果を追い風に、新たな街づくりが始まる。地下街の改造は、乗り換えの利便性向上と防災強化が目的。名古屋市は新年度に「スーパーターミナルシティ」構想を練り、方針をまとめる。 名駅はJRと名鉄、近鉄、地下鉄、あおなみ線が連結し、一日の乗降客は110万人。地下に乗り入れるリニア新幹線が開通すれば、大阪まで延びる45年までの間、地下を通る乗降客が急増する。 だが、計8万2千平方メートルの地下街は、構造が複雑で階段も多い。建設から50年が過ぎたサンロードなどは通路が狭く、避難路の確保など防災機能の強化は緊急の課題だ。 新年度、市住宅都市局に「リニア中央新幹線関連整備室」(仮称)を新設。改造事業の主体となる鉄道各社や地下街の運営会社と話し合い、リニアの乗り入れ地点が決まり次第、整備計画をつくる。 一方、名駅周辺の地権者企業47社による名古屋駅地区街づくり協議会は今春、駅周辺道路の一部を歩行者専用にする構想をまとめる。 構想では桜通、名駅通、広小路通など名駅周辺の一部で、車両の通行を制限。広場や路面店を整備してにぎわいを作り出す。終日や時間制などの制限方法も検討し、道路管理者の市や愛知県警に協力を働き掛けていく。 協議会の神尾隆会長(東和不動産相談役)は「今を逃したら革新的なプロジェクト実現の機会はない。官民連携で着実に進めたい」と話す。 【名駅地区再開発の状況】JR東海のセントラルタワーズ開業を契機に、集客力が上昇。2007〜08年には、ミッドランドスクエアや名古屋ルーセントタワーをはじめ、高層ビルの完成が相次いだ。15年度以降、三菱地所の大名古屋ビルヂング、新JRビルなど再び建て替えラッシュを迎える。名古屋鉄道もリニア開業までに、名鉄名古屋駅や周辺の自社ビルなど面積約2万6000平方メートルで一体開発することを表明した。 (中日新聞) PR情報
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