“オウム” 平田信容疑者を逮捕
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“オウム” 平田信容疑者を逮捕

1月1日 7時14分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京の公証役場の事務長の監禁致死事件などで、平成7年に特別手配されていたオウム真理教の平田信容疑者が、31日の夜遅く、東京の丸の内警察署に出頭し、警視庁は監禁致死の疑いで逮捕しました。平田容疑者は、「事件から時間がたったので、一区切りつけたかった」などと話していて、容疑の一部を否認しているということです。

逮捕されたのは、オウム真理教の幹部だった平田信容疑者(46)です。平田容疑者は、31日午後11時50分ごろ、東京の丸の内警察署に出頭しました。警視庁の調べによりますと、平田容疑者は平成7年2月28日、東京・品川区の公証役場の事務長だった假谷清志さん(当時68)を品川区内の路上でレンタカーに乗せて監禁したうえ、山梨県上九一色村の教団施設で薬物を注射して死亡させたとして監禁致死の疑いが持たれています。平田容疑者は、この事件の翌月に東京・杉並区のマンションで時限式の爆発物が爆発した事件にも関わっていたとして2つの事件で全国に特別手配され、警視庁などが行方を捜査していましたが、31日夜、丸の内警察署に1人で出頭してきたということです。調べに対し平田容疑者は、出頭の理由について、「事件から時間がたったので一区切りつけたかった」などと話しているということです。また、逮捕容疑については、「車を運転していただけだ」などと一部を否認しているということです。警視庁は、平田容疑者が教団の起こした一連の事件でどのような役割を果たしたのかや17年近い逃亡中の足取りなどについて調べることにしています。また、すでに時効になった警察庁の國松元長官が狙撃された事件についても事情を知っている可能性もあるとみて捜査することにしています。