2012年1月1日03時00分
【写真1】岩手県陸前高田市で31日、復興への願いを込めた花火大会があった。息子の琉衣斗くん(4)と見た大畑のぞみさん(29)は「今年はいろいろなことがあった。新しい年は穏やかであってほしい」=葛谷晋吾撮影
◇
【写真2】岩手県陸前高田市の紺野文彰さんは、外壁だけが残った自宅に鏡餅のネオンを飾りつけた。自宅周辺がいつまでも真っ暗な状態だったため、少しでも明かるくしようと考えた。「ここがふるさとだよ」という気持ちを込めた=31日夜、森井英二郎撮影
◇
【写真3】岩手県陸前高田市の仮設住宅で31日、炊き出しがあった。仮設で暮らす柳下サキ子さん(59)は、「義理の兄夫婦を亡くし、私も津波に追いかけらながら逃げた。今もその記憶は消えない。でも、いつまでもくよくよしていても仕方ない。前を向いて生きてゆきたい」=林敏行撮影
◇
【写真4】1日、本殿や拝殿が被災した宮城県石巻市の三熊野神社を訪れ、鐘をつく子どもたち=小宮路勝撮影
◇
【写真5】福島県南相馬市原町区の相馬太田神社で1日、参拝者に向けてほら貝を吹く人たち=相場郁朗撮影
◇
【写真6】岩手県釜石市で31日、「釜石復興の鐘」の打ちはじめ式があった。鐘をついた後藤朱音さん(9、右)は「この鐘の音が津波で亡くなったおじさんに届くかな。災害のない年がくるといいな」=葛谷晋吾撮影
◇
【写真7】宮城県名取市閖上の日和山で、同県岩沼市の布田善次郎さん(75)は、帰省中の孫娘、瑞姫ちゃん(6)に震災前後の町の様子を話した。「今は理解できなくても、成長した時に今日見た景色から色んな事を考えてほしい」=遠藤啓生撮影