内藤陳さん
コメディアンで書評家の内藤陳(ないとう・ちん、本名陳〈のぶる〉)さんが28日午後10時19分、食道がんで死去した。75歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は弟黒瀬功(くろせ・いさお)さん。後日、関係者のお別れの会を開く予定。
東京生まれ。榎本健一の薫陶を受け、1962年に「トリオ・ザ・パンチ」を結成、「ハアドボイルドだど」のギャグで人気を集めた。81年に日本冒険小説協会を設立、会長を務め、内外のハードボイルド小説などの名作を紹介。著書に「読まずに死ねるか!」がある。
東京・新宿ゴールデン街で長年、バー「深夜+1(プラスワン)」を経営、俳優としても映画「麻雀(マージャン)放浪記」「月はどっちに出ている」などに出演した。