東海道・山陽新幹線の「エクスプレス予約」によるEX-ICを利用した場合に発行される「ご利用票(座席のご案内)」です(この券は正式な料金券ではありませんが,JR料金券にカテゴライズしました).
左のタイプのものが一般的で,ネット上に紹介例が多々ありますが,先日右のタイプのものを入手しました.幅7.7[cm]x高さ11.5[cm] 程度で,左のタイプに対して面積で2倍程度になります.在来線⇔新幹線 連絡改札 の有人改札で発行されました.

No0018_EXIC_ご利用票 No0018_ICご利用票

東海道・山陽新幹線ではエクスプレス予約の会員向けに割引の乗車券・特急券を発売しています.会員になるには抱き合わせのクレジットカードが必要で,クレジットカード維持費に掛かる1,050[円/年]が事実上の年会費になっています.
クレジットカードにはJR東海のものとJR西日本のものがあります.自分はJR東海エリア在住ですが,JR東海のカードは特典が自分向きではない(しょぼい…)と判断しJR西日本のカードを持ちました.

エクスプレス予約には大きく 乗車券+特急券のもの,特急券のみのもの の2種類に分けられます.後者はクレジットカード名義人以外が使えるなど制限が緩いです.
今回のものは前者の 乗車券+特急券タイプ で,EX-ICサービスと呼ばれています.

EX-ICサービスは専用の「EX-ICカード」を改札にかざすことにより,改札機から乗車区間・指定席の情報が載った紙が出てきます(画像左のタイプ).マルス券より若干小さいサイズの厚紙で,裏に案内があります.


一方 右のタイプは有人改札で発行されるもので,ペラペラのレシート券です(かなり薄い).印字は感熱です.
この券が発行されうるケースとしては,在来線→新幹線の乗り換えで在来線部分の乗車券が磁気化券ではない場合が考えられます.
自分は 都区内パス(磁気化券) を入れたところ,EX-ICカードをかざしても改札機が反応しなかったため,はりついていた駅員が対応しこの紙が発行されました.

てっきり駅員の確認用と思いきや,それが手渡されたので思わず「なんじゃこれ!?」と口に出しそうでした.検札がなかったので,スタンパーもありません.
ネタとしてはともかく,薄くて・大きくて・真っ白で・感熱なのは収集して残すものとしては非常に残念な代物です.
乗車記念にするなら,このレシート券だけは全力で回避しよう…そんな教訓を自分に残しました.