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清水成駿のジャイロボール

2011年12月18日 更新

【朝日杯FS】本番のための理想の微調整

キャロットファーム(ノーザンファーム系)が俄かに「確変モード」に入ったのは、画期的な育成施設「ノーザンファームしがらき」の開場(昨年10月)と軌を一にする。春はリアルインパクトで安田記念、秋はアヴェンチュラで秋華賞を制し、すでに重賞Vは過去最高05年の倍に近い9勝。本家サンデーレーシングに1勝差まで迫る勢い。「チョイ落ち」のイメージは完全に払拭された。

もちろん、ノーザンファームにとってタライの中の水をかき回したに過ぎない。強化策、戦略の一環である。良い種を選び、高カロリーを補給、手間暇かけ、最新のトレーニングを積めば、いつか新芽は若葉に、若葉は丈を伸ばして花をつけ、実を結ぶ。ことに車で30分の地の利を得た栗東所属となれば、稽古2本でいきなり「確変」の離れ業だってある。

といって厩舎や調教師がいらなくなったわけではない。ただし求められるものは90%仕上った馬に残り10%、本番のための微調整ができるかどうか。闘魂注入、あるいはどうテンションを抑えるかのノウハウ。
だから自ら一から十まで造りあげた名人にはツライ時代。とかく名人は「喜んで」の一言がいえないもの。案外、東西格差の根幹もそこらにあるのかも知れない。因みに平地GT20鞍を消化した現在、関西勢の18勝2敗と圧倒的な西風。

ただ、2歳若駒で地元の利がある朝日杯は東風に変わるかも知れない。
その急先鋒が大躍進を遂げたキャロットファームのBアルフレード。帰厩後、いきなりポリで併せ馬。好時計が出た。翌週はさらに強い負荷をかけるべくウッドで古馬OPと併せ馬。これを馬なりで手玉にとった。で、今週は坂路強めで息を整える。その間、一度も目一杯なし。すでに90%仕上った馬に3つの違ったメニューを課しただけ。これぞ「喜んで」に徹した理想の微調整といえまいか。

中間がほぼ馬なりなら実戦も同様、これまで一度も目一杯しごかれたことがない。前2戦はスローを楽勝。従って勝ちタイムは平凡。が、軽く追われただけで2戦とも上がり最速。前走など究極の32秒5。相手も現500万上位。だからこそ本気で走らせたら一体どこまで走るのか。

アルフレードはそんな大きな夢を繋げる関東の星。血統も近親にサクラバクシンオーを持つ母系。1マイルがベストであり実際に中山1600を勝っている。ここは「確変」したキャロットファームの勢いとともにアルフレードの相手探し。

相手本線はAローレルブレット。千両賞で2馬身完封した相手が京王杯3着のオリービン。地味ながら強い。下地もあった。それが未勝利1分34秒4。前週の古馬500万を0.4秒凌ぐ勝ちタイム。といってタダの500万じゃない。3連勝でOPに昇り詰めたヤマカツハクリュウが対象馬。完成度は高い。

単穴は絶好枠を味方に@サドンストーム。16キロ増の京王杯(2着)も好位で折り合い、自力で抜け出しながら足元をすくわれた格好。急激にパワーアップ。
これに京王杯勝ちNレオアクティブとデイリー杯2着Oダローネガ。ともにキャリヤを含め完成度は高く、思い切った手が打てる大外枠も一概に不利といえない。
連穴に、良馬場で見直せる東スポ杯組のCマイネルロブスト、Fクラレント

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