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最終更新:2011年12月31日(土) 21時45分

各原発の原子炉状況、丸1日把握できず

各原発の原子炉状況、丸1日把握できず

 原発事故に備えるためのシステムが30日昼すぎから丸1日停止し、原子力安全・保安院で原子炉の内部の状況を把握できていなかったことがわかりました。

 このシステムは「緊急時対策支援システム」と呼ばれるもので、国内の全ての原発から原子炉の中の温度や放射線量、水位などのデータを集め、事故が起きた際には放射性物質の放出量などを予測するということです。

 原子力安全・保安院によりますと、運転中の各原発からはデータが正常に集まっていましたが、格納容器の情報を表示するソフトウェアが正常に作動していなかったということです。

 原子力安全・保安院で今後、詳しく原因を調べる方針です。(31日21:05)

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