(CNN) 中国南部深センの病院に入院している39歳のバス運転手の男性が鳥インフルエンザと見られる症状を発症していると国営新華社通信が30日に伝えた。
新華社によると、この男性は12月21日に発熱で深センの病院に入院し、その後の検査で、毒性の強いH5N1型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たという。地元の保健所によると、男性は発熱前の1カ月間深セン市から出ておらず、養鶏に直接触れたこともなかったという。
この男性が入院した21日、深センに隣接する香港では鶏の死骸から鳥インフルエンザの陽性反応が出たのを受け、鶏1万7000羽以上の殺処分命令が下された。香港漁農自然護理署は感染場所である家禽市場を特定し、同市場への鶏の出荷を21日間禁止する措置を取った。香港政府はH5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染した鶏の出所を探っている。
世界保健機関(WHO)の推計によると、2003年以降のH5N1型鳥インフルエンザウイルスの累積感染者数は12月15日時点で573人。そのうち336人が死亡している。国別の死亡者数で最多はインドネシアの150人で、中国は26人だった。