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200ベクレル超農家は全袋検査 県コメ緊急調査 
 コメの緊急調査について県は28日、全戸検査でコメの放射性セシウムが1キロ当たり200ベクレルを超えた場合など一定の要件に該当する農家については、全袋検査を実施すると発表した。同日から調査開始した、収穫前後の県の調査で微量でも放射性セシウムが検出された29市町村の旧129市町村と、全戸調査を終えた特定避難勧奨地点を含む地域の結果に適用する。
 福島市大波地区、特定避難勧奨地点を含む6市の旧22市町村の調査結果を踏まえ定めた。大波地区の全袋検査の結果、コメが均一に混じる機械乾燥をしている農家のうち、国の暫定基準値である500ベクレル超のコメが検出された農家のコメは他のコメ全てが200ベクレルを超えていた。このため200ベクレルを基準値超えのコメを見つける一定水準に設定した。
 また、基準値超えとなったコメは空間放射線量が毎時1.4マイクロシーベルトを超える地域で生産されていたとする県と農林水産省の中間報告を踏まえ、安全性を考えて線量が1.0マイクロシーベルト以上の地域において自然乾燥のコメが100ベクレルを超えた農家は、全袋検査する。
 現在出荷停止となっている3市の旧7市町村を除き、全袋検査を含めて旧市町村単位で基準値超えがなければ出荷可能とする。
 県は28日、29市町村の旧129市町村の農家にコメの出荷見合わせを正式に要請した。ただ、JAなどの出荷業者が行う自主検査で検出下限値未満の農家は出荷可能とした。
 調査点数は約3万6千点を見込む。県は他県や民間の県機関の応援を得て調査体制を強化、来年1月末までに調査を終える予定。
(2011/12/29 10:00)