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会長記者会見要旨 2011/9/8
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テレビ放送のデジタル移行から1か月について
(松本会長)
テレビのデジタル化が順調に進み、大きな混乱もなく一斉にアナログ放送を終了できたと考えている。視聴者の皆さまの対応はもとより、国、放送事業者、ケーブルテレビ事業者、メーカーなどの関係者が周知広報活動や普及促進活動、インフラ整備などを連携して実施してきたことで、この大事業をやり遂げることができたと思う。あらためて感謝を申し上げる。アナログ放送終了に伴う営業業績への影響は、8月末までの受信契約終了の届け出受け付け件数が9万件余りで、順次内容を確認のうえ確定作業を進めている。
(永井技師長)
デジタル化に関するNHKへの問い合わせは1日あたり1000件程度に減ってきており、受信相談もアナログ終了前の6月がピークで、現在は例年と同程度になっている。引き続き問い合わせや受信相談に丁寧・迅速に対応していく。東北3県のアナログ終了延期に対応するため、NHKが実施するデジタル化の支援や助成の制度の利用期間を延ばした。さらに、震災前に制度を利用し、その後被災された場合も再度ご利用いただけるようにした。今後も、復興・復旧に伴うかたちで地元の自治体などとも連携しながら丁寧にデジタル化を推進していきたい。
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第2期営業業績確定値について
(会長)
景気の影響で受信料免除世帯の増加数が前年度を上回るなど営業活動は厳しい状況が続いており、震災に伴う解約などの影響も生じているが、第2期の契約総数増加と衛星契約増加はともに前年度同期を上回った。災害免除の期間は、総務大臣の認可を受けて2か月間延伸した。7月末時点の災害免除は、既に解約になったものを除いて18万件。8月以降も申請が続いており、最終的な確定はもう少し時間がかかる。
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第62回「NHK紅白歌合戦」について
(会長)
今年の「NHK紅白歌合戦」は、昨年より放送開始時間を15分早めて午後7時15分から。途中5分間のニュースをはさんで、終了は午後11時45分とする。おととしの第60回と並び、歴代最長の放送時間となる。NHKには東日本大震災の被災地の方々から歌番組への要望が数多く寄せられている。歌手の皆さんとともに歌の力をお届けし、2012年に向けて明るい明日への希望を歌いあげる番組としたい。
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「NHKスタジオパーク」リニューアルオープンについて
(小野副会長)
10月10日(月・祝)にリニューアルオープンする。「ここにしかない放送体験@NHK」をコンセプトに17のゾーンを設置。デジタル時代にふさわしい放送のテーマパークとして、次世代テレビ「スーパーハイビジョン」を360インチの大画面で上映する設備、アニメ番組のセリフのアフレコやニュース制作などの番組づくり体験、放送の舞台裏を探検する展示、懐かしい番組映像を上映するコーナーなどを設ける。料金体系を一部見直し、高校生以下および18歳未満、65歳以上の方は無料とする。オープン当日は、総合テレビとラジオ第1で記念の特集番組を放送する。
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次期経営計画への意見募集について
(会長)
パブリックコメント、意見募集については、NHKの場合、法律で義務付けられてはいないが、前回も行っていることや視聴者の皆さまの関心も高いこともあり、行った方がいいと思っている。経営委員会には、我々がそう考えていることを説明していきたい。
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暴力団排除の取り組みについて
(会長)
NHKでは、これまでにも番組編集について定めた基準に「暴力行為は認めない」ということを書いている。さらに4月1日からは「NHK倫理・行動憲章」の「行動指針」にきちんと明記した。事前に排除するだけでなく、出演者との契約書にも、暴力団との関係があとで判った場合には、契約を解除できる条項を盛り込んだ。こうした取り組みを確立して、暴力団の排除にはきちっと対処していきたい。
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