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カダフィ紙幣お申し込み
■■敢闘言――生活物資の送付より人的援助と現金を――■■
リビアから一部はエジプトへ、また多くはチュニジアへと十数万人の民が逃げ出して、もう3週間近くが経ちます。 そのほぼすべては「外国人(出稼ぎ)労働者」です。 エジプトもチュニジアも、世界遺産を多く持つ世界的観光地ですが、失業率は高く、またアフリカやフィリピンからも、出稼ぎにやってきていたのですね、リビアに、これほども多く。 1週間ほど前まで、毎日1万人近くがチュニジアに避難してきていた状況が、 3月8日ころに一変し、1,300人まで下がりました。 一段落したのでしょうか。 いいえ。違います。 リビア側に回ると、大量の難民にさえなりきれない万単位の人々が、脱出を阻止されているのです。それゆえ、ニュースでは「リビアからの出国が一段落」などと報じられているにすぎません。 事実は、逆です。 自国に帰れなくなる以前に、圧政と内戦のリビアから脱出できない――理由は簡単です。リビア国内であったことを絶対にチュニジアでも自国でも漏らさない、という念書をとられ、それ相応の金銭を預金させられて、約束を半年守ったら自国に送金しよう、という言質(げんち)をとられ沈黙を守らざるをえないのです。ケータイ電話もほぼ全員とられています――それゆえ日本にも報じられるのが北アフリカ関連では、家族再会の美談がときどき見られるくらいで、ニューヨーク発とかパリ発の制裁問題になったり、チュニジアまで行っても、ひたすら口の固い避難民の様子を伝えるしかなかったのですね。 リビアの人々は、どうなのでしょうか。 私は、正式の国境(リビアとチュニジアには空路で1カ所、国道で2カ所、税関等のいない道路で約20カ所、海路では無数)を超えるのは、組織に属した記者には無理でも、自分のお金と智慧を使って自分だけの責任と判断で行動できるフリーランサーには不可能ではない、との確信を得て、リビアに入りました。 この入り方には、文字通り「万全を期す」という言葉がふさわしいかと思いますので、稿を改めてお話ししようと思います。 ここで申し上げたいのは、「東日本大地震」の陰に隠れて「リビア」や「チュニジア」など、あのニュースはどこで読めばいいのかというような極小の扱いになっておりますけれども、世界史的に見れば、石油原価の高騰をはじめ、イスラム世界の混沌、地中海での大量難民発生などなど、実に重大な諸問題を孕(はら)んでいることは間違いありません。 いま、東京ですらそうなのですから、大きな被災地では食料、水、毛布をはじめとする暖、トイレの場所、電気、また充電場所など、不足しているものが幾つもあります。 こういうときの対処法は、以前にも(このメルマガで)お話ししたことがありますけれども、今ここでお話しするのは適切でないように思います。どんな予防をしていても、運を天に任せるしかない――という限界はあるからです。 石原都知事の「天罰」発言は、まともな言行すべてを帳消しにするだけの、人間として政治家として失格と断ずるほかないものでした。 さて、行政などが「救援物資」などの応援を諸外国に求めていますが、即座になすべきだったのは「救援隊」でなければなりませんでした。 ヘリがあれば、水や食料の不足だけで、死ぬようなことはありません。 まずは、3日以内の命の救済が先決です。 チュニジアに逃げてきた外国人労働者たちには、物資は足りていました。食料も水も、毛布も、あらゆるものが「余っている」という状況です。 足りないのは、自国に帰るための現金。 実家に電話をかけるためのお金。 1日3回の食料は無料配給ですが、タバコなど嗜好品は有料ですから、やはり現金は必要なのです。 お金のある人から、海や飛行機を使って国に帰っていっているのが実際です。ただし、自国に帰っても仕事があるかと言えば、ほとんどノーと言わざるをえないでしょう。 仕事があるなら、わざわざ遠く離れたリビアまで出稼ぎに行く必要などないのですから。 そして、(リビアにとって)外国人すら逃げられなくなっている状況が進行しているのですが、リビア人はどうなっているのか。 簡単に言えば、私の見てきたところ、「カダフィに忠実」と見られさえすれば配給が続けられるものの、「反政府側」と見なされれば配給は滞(とどこお)り、逮捕-拷問も行なわれる。ややこしく哀しいのは、反政府側の国民評議会も、「反国民評議会」側と見なせばカラシニコフで銃殺をしてしまう、という事態です。 詳細は、またお話しします。 この人々に何をしてあげられるか。 私には、リビアに入って、彼らが一番欲しがっているもの(ユーロ)とリビア札を不等価で交換することでしかありませんでした。 マルボロ(たばこ)も大量に持っていきましたが、あっという間になくなってしまいました。 こうしてユーロと交換してきた結果、みなさまに貴重な「おみやげ」ができました。 この1年以内には「流通が止まる」であろう「カダフィ大佐紙幣」です。 メルマガ読者の方には、合計2,000円分の「電子書籍」をダウンロードしていただいた場合に、リビアから持ち帰ったカダフィ紙幣を漏れなくプレゼントいたします。ご注文の末尾に必ず「カダフィ希望」と書いてください。 大変恐縮ですが、「カダフィ希望」と書き漏らされた場合は、一般と同じ扱いとなり、プレゼントは送付されませんので、なにとぞご注意ください。 なお、これは、平穏に暮らしたいリビア人への寄付と思ってご協力いただければと存じます。 http://www.gfighter.com/ (「ガッキィファイター」公式サイト) の左側、「絶版本 電子書籍」から「読者イベント記録」までの7つのクリックボタン(「日垣本の即配便」は電子書籍ではないので除きます)のなかにある総て(ただしDVDは含まれますがCDは今回含まれません)のなかから ――約165点のなかから――お選び下さい。 リビアからの避難民や在リビアで苦悩する人々に必要なのは、物資でも食料でも水でもありません。現金と、トイレ処理と、世界中の多くの人々が見守っている、という環境(情報)です。 東日本での被災民の方々に必要なものも、実はあまり変わらないのですよね。 阪神・淡路大震災のとき、2日目から入った私は痛感しました。 東京のコンビニやスーパーからは、水や非常食やトイレットペーパーが消えています。 東日本側は、さらにその面が強いようですが、不安心理として仕方のないことかもしれません。現金は、このように少しずつシェアしあい、またトイレ敷設はどうしても建築系の専門家の手が必要です。また、日本のなかでも「優しさ」がよみがえってきている実感がしませんか。 チュニジアでも、同じことを感じました。 でも、内紛の渦中にあるリビアでは、ひたすら不信と不安と憎悪が増幅されています。 そんな国にしないためにも、「自分がここにいたら」という想像力を働かせられたら、と思います。 【続きはメルマガ「ガッキィファイター」でお読みいただけます】
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