高校歴史教科書の執筆基準に「慰安婦」明記=韓国
【ソウル聯合ニュース】2014年から韓国の高校で使用される歴史教科書に、日本の植民地支配下での徴用・収奪や旧日本軍の従軍慰安婦についての記述が収録される。
教育科学技術部は30日、高校歴史教科書(韓国史、世界史、東アジア史)の執筆基準を発表した。
執筆基準には自由民主主義、朝鮮半島唯一の合法政府、「長期執権などによる独裁化で試練を受けたこともあった」という記述など、学会で争点となった用語が含まれている。これについて教育科学技術部は、中学の執筆基準と同一の原則に基づくものと説明した。
光州民主化運動(光州事件)、6月民主抗争などの民主化運動や、済州4・3事件、親日派清算の取り組みなどに関する内容も執筆基準に明示された。
また、「日本軍が太平洋戦争期に徴用・徴兵および『日本軍従軍慰安婦』などの強制動員と物的収奪を強行し、民族抹殺政策を推進した」との内容も盛り込まれた。
執筆基準は教科書や各メディアの教材開発の指針となり、検定審査の評価基準の資料として使われる方針。