14歳の少年に淫行した後、妊娠・出産した女に懲役8年の宣告

＜アメリカ・インディアナ州インディアナポリス＞
性的関係をもった14歳の少年の子を妊娠・出産した女に対し、懲役8年の刑が宣告された。

未成年者に対する性的虐待の容疑2件で有罪を認めていたのは、38歳のシャノン・エリス被告人（Shannon Ellis、写真上）。エリスは07年から08年の間に複数回、夫の親戚で知的障害をもつ14歳の少年と関係をもったとされる。08年4月には女児を出産したが、DNA検査の結果、赤ん坊の父親は少年であることが判明していた。

今年1月、エリスは7件の性的虐待容疑で起訴されたが、2件の容疑を認める代わりに、最長刑期10年および最短刑期なしとする司法取引を検察側と交わしていた。

しかし、マリオン上級裁判所のグラント・ホーキンス裁判官は、検察の求刑よりも短い懲役8年を宣告。また、エリスの刑務所内での行いによっては、1年後に再度刑期短縮のチャンスを与えるとした。

この寛容とも言える判決に被害者の母親はショックを隠せない。「シャノンは息子の一生を台なしにしたのです。・・・・息子が今後一生背負わなければならない問題に比べれば、数年の収監なんて大したことではありません」

また、1年後にエリスが刑期短縮の機会を与えられることについても、「不公平です」と不満を述べた。

一方、弁護側は、実刑はエリスのかかえる性的問題と薬物依存の解決を妨げるとして、執行猶予判決を求めていた。

少年との間に生まれた女児の親権は現在エリスにあるが、今後誰に渡るのかは明らかになっていない。エリスの夫は離婚申請中だという。

Woman impregnated by boy gets 8 years (IndyStar.com)

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