2011年12月28日 (水)突撃!ウタ♪ウッキー☆ミ 最終回「紅白 データ放送編」
最終回「紅白 データ放送編」
いよいよ今週末に迫った第62回NHK紅白歌合戦の放送!これまでお送りしてきた「突撃!ウタ♪ウッキー」も今回で最終回を迎えました。最後にウー♪とター♪がやってきたのは、クロスメディアステーションと呼ばれるコンピューターとテレビモニターだらけの部屋。デジタルTVやワンセグのデータ放送など、NHKの番組をより楽しむためのデジタルコンテンツを支えている、NHK編成局デジタルサービス部の石田康之さんにお話を聞くためにやってきました。
ウー♪とター♪は歌うことが得意ですが、しゃべるのはまだちょっと苦手なので、歌が大好きなスタッフが通訳してお届けします!
石:やぁウタ♪ウッキー、こんにちは!
ウ:ウキッキ!ウキウキー!(こんにちは石田さん!いよいよ紅白も今週末だね!)
タ:ウキキ、ウキーウキウキ?(石田さんは普段はどんなお仕事をしているの?)
石:リモコンのdボタンを押すと表示されるデータ放送を扱っているんだよ。総合・Eテレ・BS1・BSプレミアムとチャンネルごとにそれぞれの画面が用意されているんだ。例えば、BSプレミアムのデータ放送ではインターネットにつなぐと豊富な番組情報や番組アルバムを見ることができたりするんだ。
ウ:ウキッキ~、ウキキウキウキ~(データ放送って天気やニュースもすぐチェックできて便利だよね~)
石:もちろん情報だけではなくて、「あさイチ」「Shibuya Deep A」「オンバト+」といった双方向番組では、視聴者の方がリモコンのボタンを押して番組に参加できたりするコンテンツを扱っているよ。
タ:ウキッウキ?(家から番組に参加ができるってこと?)
石:そう。例えば「あさイチ」という番組では、データ放送でのみ楽しめる「スゴ技Q」というクイズに挑戦することができるんだ。これからは番組をただ見るだけではなく、新しい楽しみ方を提供できればということを考えて、制作現場と相談しながらデジタルコンテンツを企画・制作しているんだよ。
ウ:ウキキウキ?(この部屋は何をするところなの?)
石:この部屋はクロスメディアステーションといって、制作されたデータ放送用コンテンツの試写を行っているところ。情報に誤りがないかを事前にチェックしているんだ。
タ:ウキウキウキーウキッキ?(紅白用のデータ放送コンテンツも?)
石:紅白のデータ放送では、10月末からAKB48の皆さんが日替わりで登場し、本番までの日数をカウントダウンする「AKB48×紅白 カウントダウン」があるのは知っているよね?これは、紅白の第62回にちなんで本番の62日前から開始しているんだけど、毎日正しい画像が表示されるように、ここでチェックするんだ。
タ:ウキウキウキー?(紅白では他にどんなサービスがあるの?)
石:紅白の勝敗を決める投票に参加できる「視聴者審査員」への登録。テレビをインターネットにつなぐとデジタルTVから投票できるんだ。その他にもワンセグ、ケータイから投票することができるんだ。
ウ:ウキウキウキー!(家にいながら審査員になれるんだ!)
石:そうだよ!視聴者審査員に登録すれば家から紅白を一緒に盛り上げられるんだ。
タ:ウキウキッキウキ?(紅白の本番も同じ場所でチェックするの?)
石:本番当日はここではなくて、データルームという別の部屋での作業になるんだ。今から行ってみるかい?
ウ:ウキキー!(いくいくー!)
石:ここは紅白本番用データ放送の発信基地となるデータルームという部屋。「演出」・「集計システム」・「作画」など様々なセクションがこの部屋に集まっているんだ。
ウ:ウキウッキッキ!(ここもテレビモニターばっかりだ!)
タ:ウキーウキ?(それぞれどんな役割があるの?)
石:番組の進行に合わせてデータ放送の情報を次々と切り替えていくのが「演出」。例えば紅白本番に予定されている「楽屋ヘッドライン」では、NHKホールの楽屋口にいるスタッフから臨場感あふれる直前レポートが次々と届けられるから、それをデータ放送の画面に出していくんだ。「集計システム」は、全国の視聴者審査員から送られた投票の受付を担当し、「作画」はその集計結果を分かりやすい画像として表示させてく。それら情報はすべて一瞬のうちにとり行われるから、ここデータルームにも緊張が走るんだ。
ウ:ウキッキキウキ(全国の投票がここに集まるんだもんね)
石:デジタルTV元年と言われる今年は、デジタルTVをインターネットにつないだ方も多かったと思うんだ。だから紅白の投票数も想像できないぐらい大幅に伸びると考えて、僕らはチーム一丸となって、その膨大な投票数を受け付けられるよう万全の体制で準備をしているのさ。
ウ:ウーキッキー!(ウーもインターネットにつないで投票しようっと!)
タ:ウキッキキウキー?(何人くらいでやっているお仕事なの?)
石:デジタルコンテンツ関連では50人以上のスタッフが携わっているんだ。紅白歌合戦の放送だけでなく、データ放送やインターネットを活用して、視聴者の皆さんにより楽しんでもらうためにスタッフ一同頑張っているんだよ。また、紅白の情報はテレビだけでなく、パソコン、携帯、スマートフォンといった様々な端末に向けて発信していくから、たくさんのスタッフが必要なんだ。
ウ:ウキッキキウキー?(ちなみに本番中はトイレに行けるの?)
石:行けるけど、他のスタッフと同じように集中しているから、あまり行きたくならないのが本音かな。本番中、誤った情報は一つも許されないからね。
ウ:ウキウキウキッキ!(すべてライブでやっていることだもんね!)
石:デジタルは「つながっている」、「つながっていない」ではっきり結果として表れる世界。つながっていれば当たり前のように進んでいくし、つながっていなければすべてストップしてぴくりとも動かない。「少し」うまくいかなかった、というのがあまりない世界なんだ。システムなどは前もってトラブルをお知らせしてくれないので、どの部分が危ないのかを自分で探し出さなければいけないわけだから、問題なく進んでいくように準備も本番中も相当気をつけているんだよ。
ウ:ウキキ。ウキウキウキッキ!(すごいなぁ。ますます紅白が楽しみになってきた!)
タ:ウキッキウキー!(最後に石田さんの座右の銘を教えてね!)
石:そうだなぁ、「視聴者にやさしいデジタルコンテンツ」かな。次々と新しいことが誕生するデジタルの世界だけに、視聴者の皆さんにとって使い勝手の良いものにしようと心がけているし、「画面のデザインやボタンの押し方は分かりやすいか」など、誰もが直感的に分かる仕組みを常に考えているんだ。簡単に充実したコンテンツを楽しんでいただけるよう、日々努力しているので、皆さんもデータ放送をぜひ、活用してみてくださいね。
タ:ウキッウキ!ウキキキ!(石田さん、今日はどうもありがとう!ター♪も投票するからね!)
ウ:ウキ、ウキキー!ウキッウキー♪(さーて、いよいよ紅白本番だ!みんなで見ようね♪)
そうしてウタ♪ウッキーの二人は審査員登録を済ませ、NHK ホールにて本番を待つのであった。
みんなも審査員登録をして、さまざまなデジタルコンテンツとともに目いっぱい紅白を楽しみましょう!
投稿者:ウタ♪ウッキー | 投稿時間:21:00
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