2011年12月14日 (水)「はじめての紅白・その2 美術進行」
紅白に初めて携わる一年生ディレクターが、リレー方式で送る連載
「はじめての紅白」。
第2回は「美術進行」。
去年まで大学生だった1年生ディレクターの日記です。
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はじめまして。
美術進行「小道具・衣裳」担当の中Gです。
今年の4月に入局いたしました新人ディレクターでありまして、普段は、毎週日曜夕方放送の「MUSIC JAPAN」を担当しております。
紅白歌合戦は、「同じ歌番組?!」と思うほど、スケールがまったく違います!
スケールという意味では、文字通り大きさです!
先日、テストのために用意された模型はかなり大きかったです。幅10メートル、高さ10メートル、奥行き5メートルのセットでしたが、これはセットの1部でした。
チーフのZen-G大先輩に聴いたところ、「本番はこの4倍超えのセットが登場するんだよ」とか。「ひょえぇ~~~」ですよね、この大きさ。
そんな巨大セット、普段のMJからは想像もつかない大きさです。出来上がるのは、3日前と直前なので、「セットも見ずにどうやって、当日の進行を考えるんだろぉ・・・出演者がリハーサルにくるのは2日前からだし・・・本番はどんな風になるんだろぅ」と、もやもや~っと、仕事してました。
こうなってくると、"妄想"が必要になってくるんですね。
先輩方を見てて、気づきました。最近。
先輩方は一生懸命、想像力を働かせてるんです。
とてつもなく大きなセットで、日本中に名を轟かせるアーティストのみなさんが歌を歌うわけです。
それに、年末のビックイベントということで、とてつもない演出をしようと考えるんです。
そうすると、イメージすることばっかりになるんです。
でも、次に「じゃあ、できるようにするにはどうしたらいい?」と考え始めるんです。
それがすごいんですよ、先輩方。
新人のボクには想像しきれない、細かい部分を徹底的に想像するんです。
当日の、あらゆることを想定して、世界に一つしかない「第62回NHK紅白歌合戦」を実現するんです。
実は、当日の様子を想像しているのは、制作の先輩方だけではありません。
技術・美術スタッフ、出演者、出演者をバックアップする方々を含め、番組関係者・何千人もの人々が、「第62回NHK紅白歌合戦」を想像して動いています。
まだ、誰も31日の様子を知りません。(当たり前ですが・・・)
このブログを読んでいるみなさん!
みなさんも、ぜひ大晦日の「第62回NHK紅白歌合戦」を想像してみてください!
31日にみんなで、答え合わせしましょう!
31日をお楽しみに!
P.S.
本番までに、紅白歌合戦への想像をお手伝いするPR番組も、続々と放送します!
ちなみに、ボクが担当している「MUSIC JAPAN」でも、紅白直前スペシャル!と題した放送があります。25日の放送をお楽しみに!
(美術進行:中G)
投稿者:新人スタッフ | 投稿時間:14:30
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