史上最多２１０人ステージ　紅白でＡＫＢ４８が全姉妹ユニット

　大みそかの「第６２回紅白歌合戦」（午後７時１５分）のリハーサルが２９日、東京・渋谷のＮＨＫホールで始まった。今年発売した５枚のシングルすべてがミリオンセラーとなった人気アイドルグループＡＫＢ４８は、ＳＫＥ４８など全姉妹ユニット５組と初めて共演。紅白史上最多となる総勢２１０人のアーティストが登場した。一方、ジャニーズの３人組ユニットＮＹＣは、２４４人のジャニーズＪｒ．をバックダンサーに従え、ジャニーズ史上最多の人数で３度目の紅白に挑む。白組と紅組を代表するアイドル同士の超豪華ステージ対決に注目が集まりそうだ。

　４回目の出場で、姉妹ユニットのＳＤＮ４８とＳＫＥ４８、ＮＭＢ４８、ＨＫＴ４８、さらに先月お披露目されたばかりのＪＴＫ４８（インドネシア・ジャカルタ）と計６グループがそろったＡＫＢ４８。人数は史上最多だった昨年の１３０人から２１０人へ大幅アップとなる。

　今回披露するのは、いずれもミリオンセラーの「風は吹いている」、「フライングゲット」、「Ｅｖｅｒｙｄａｙ、カチューシャ」のメドレー。１８人でスタートし、６１人、最終的には２１０人に膨れ上がる。終わりには、全員で「がんばろう」の人文字をつくり、「がんばろう日本」と掛け声をかける企画も用意した。

　リハーサル後に会見した高橋みなみ（２０）は「大人数ならではの、パワフルな演技を見せたい」と意気込んだが、前田敦子（２０）は「現時点で人文字もダンスも完成には程遠い。今日の出来は２０点か３０点です。立ち位置を確認しないと」と自己採点。３０日もリハーサルを行う予定で、高橋と前田は「なんとか１００点にして本番を迎えたい」と口をそろえた。

　来年には台湾での新グループ設立も決まっており、３００人の大台も見えてきた。大島優子（２３）は「来年はＮＨＫさんにステージを増やしてもらうしかないのかな」と話し「その前に、これからももっともっと頑張らないと出場資格を得られないですね」と照れくさそうに笑った。