惑星の重さランキング
ゲームで正しい組み合わせは完成できたかな?
太陽系の惑星を重い順にならべると,木星,土星,海王星,天王星,地球,金星,火星,水星になる。ちなみに冥王星は水星の20分の1くらいの重さしかないよ。
惑星の重い順は,第2回でくらべた「大きい順」とほぼ同じになるね。 では,もう一度,ゲームの重さの説明をよーく読んでみよう。ほかの惑星(わくせい)とくらべて,ひときわ重い惑星があるのに気づくはず。
そう,木星がダントツで重いね!
太陽になりそこねた木星
惑星の中でダントツに重い木星は,2番目に重い土星のおよそ3倍の重さがある。木星以外のほかの全部の惑星(わくせい)を合わせても,木星の重さの半分にもならない。大きさは土星と近かったけど,重さで見ると,ずいぶんとちがうんだね。
この木星は主に水素とヘリウムからできていて,これは太陽の成分とだいたい同じ。もし,木星の重さが今より80倍くらい重かったら,木星は第2の太陽になっていたかもしれないと考えられているよ。
木星には63こも衛星があって,一番大きい衛星は水星と同じくらいの大きさをしている。木星が太陽になっていたら,そのまわりには第2の太陽系ができて,地球と同じような生命のすめる惑星ができていたかもね。
太陽系の王様は
やっぱり太陽
木星がいくら大きいといっても,やっぱり太陽の方がずっとずっと重い。太陽系にあるすべての星を合わせたとすると,なんとその重さの99.9%は太陽がしめるんだ!
巨大で重い太陽は,その引力で太陽系のすべての天体をじぶんのまわりに引きつけている。惑星などが宇宙のかなたに飛んでいってしまわないで,太陽のまわりをグルグル回っているのはこのためだよ。
冥王星が1円玉としたら,地球はかんジュース。木星はおすもうさんで,太陽はジェット旅客機。身近なものに例えると,太陽がケタ外れに重いってよくわかるね。
協力/川崎青少年科学館学芸員 国司真 イラスト/マカベアキオ
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太陽系の惑星を重い順にならべると,木星,土星,海王星,天王星,地球,金星,火星,水星の順番になる。
一番重い惑星は木星で,ほかのすべての惑星を合わせた重さの2倍以上ある。
太陽はさらに重く,太陽系のすべての星を合わせた重さの99.9%をしめている。
| 太陽系の天体の重さ | |||
|---|---|---|---|
| 天体 | 重さ(kg) | 天体 | 重さ(kg) |
| 太陽 | 19900000×1023 | 水星 | 3.3×1023 |
| 金星 | 48.7×1023 | 地球 | 59.7×1023 |
| 火星 | 6.42×1023 | 木星 | 9000×1023 |
| 土星 | 5680×1023 | 天王星 | 869×1023 |
| 海王星 | 1020×1023 | 冥王星 | 0.137×1023 |