天国と地獄の間にある場所を彷徨うゲーム「LIMBO」が最高に面白いです!

ちょっと不気味で、ちょっとユーモラスで、ちょっと寂しい、そんな不思議なアクションパズルゲームです。
モノクロームな世界にどんどん没入できるすばらしいゲームですよ。

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最近なんだかゲーム魂が再燃しております。
どうも、鰐です!

先日、ゼルダの伝説 スカイウォードソード
を購入して昨日から始めたばかりなんですが。
Macでもおもしろそうなゲームがあったのでついつい……
それが LIMBO (¥850) です。

きっかけはこれも昨日、RTで流れてきたYouTubeの体験プレイムービーなんです。


暗い…けど、なんかキレイだしユーモラス。
ちょっと興味がわいたんですがXBox360なのかと思って、そのときはそれで終わったんです。

そして今日、というか、さっき。
Mac App Storeを見たら……アレ?あるじゃん!LIMBOあるじゃん!
はい、即ダウンロードです。

とりあえずMacBook Air11″ Late2010 + OS10.7 Lionにインストールです。
フルスクリーンでまったくストレスなく動きます。
もっとも、今時のゲームにしてはめずらしく2Dなのでハード性能はそんなに要求されないはず。
Intel CPUを内蔵したMacでOS10.6以降、2009年以降に製造されたMacならOKとのこと。

操作はカーソルキーの[←][→]で走り、[↑]でジャンプ、[alt/option]で掴む/押す。
これだけです。
フィルムグレイン等の用いたモノトーンのグラフィックは幻想的で、現実とファンタジーの狭間を感じさせます。
そしてチュートリアルもなければセーブもないゲームシステム(オートセーブはこっそり働いてます)
このゲームシステムが幻想的な世界観と相まってプレイヤーを淡々とLIMBOの世界へ誘います。

ゲームはいっさいの説明もなくはじまります。
ゲームの目的は「妹を探しに少年が出かける」ということだけがわかっています。
でも本当にそれだけ。
森の中で眠っていた少年が起きて、ただひたすらに不思議なモノトーンの世界を進んで行きます。

一見グロいゲームにも思えますが、不思議とそうした気分に毒されることのないゲームです。
主人公の少年はとにかく何度も死んでしまいます。
これはそういうゲームです。
いろんなトラップにかかって、何度も死んで、プレイヤーはそれを覚えて、攻略する。
それを繰り返してクリアしていくパズル性の高いゲームです。

不気味なだけのゲームに終わらないのは何故か。
グラフィックの美しさ、シンプルなゲームデザインの他にユーモアがあるからだと思います。
主人公や敵、障害物のひとつひとつに細かなリアリティがあります。
ムービーを見ても分かる通り、蹴り上げる砂やロープの動き、そして血しぶき。
そうしたリアリティのひとつひとつに、さらに細かく仕込まれたコミカルなデフォルメ。
それがトラップにひっかかって殺される楽しさとの相乗効果で単なる不気味さをユーモアに仕立ててると思います。

ナイトメア・ビフォア・クリスマスが好きな方なら、きっと好きになるゲームだと思います。


特徴的な部分ばかりを書きましたが、このゲームはきわめて王道的なパズルゲームです。
不気味でユーモラスな雰囲気に包まれ感じにくくなりますが、パズルゲームとしても純粋に素晴らしいです。
トラップの種類はそれほど多くありませんし、クリアの方法も難しい操作は不要です。
コツとタイミングだけでほとんどクリアできます。
むしろ、パズルゲームのそうした単純でルーチンワークになりそうな部分を、世界観でうまく演出している。
そんなゲームだと思います。

これからの正月休み。
ぜひ、不気味なユーモラスでちょっと寂しい、そんなLIMBOの世界を楽しんでみてください。

LIMBO

LIMBO App
カテゴリ: ゲーム
価格: ¥850


天国と地獄の間にある場所を彷徨うゲーム「LIMBO」が最高に面白いです! / 2011年12月28日
カテゴリー: Home » Mac » ゲーム » この記事
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