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「初詣人出2年連続公表しません」塩釜神社
初詣の人出東北一の塩釜神社(塩釜市)が、来年の正月三が日の参拝者数を公表しないことを決めた。不公表は2年連続で、外部からは「近年、東北ナンバーワンの地位が危うくなったのが理由ではないか」との臆測も広がる。 「震災の翌年とあって多くの人が平穏な1年を祈願したいと思っている。初詣客は例年を上回る50万人前後ではないか」と見積もる塩釜神社。一方で「人出を数える要員は配置しない」と言う。 ことしは1月4日になって調査していなかったことが判明した。毎年、神社からの報告を受けて県内の初詣客数をまとめている県警は「好天に恵まれ全体では前年より増えたはず」としながら、実数は「前年比37万8000人減」と発表せざるを得なかった。 ある神社の神職は「初詣客数で竹駒神社(岩沼市)に首位の座を奪われるのは時間の問題。奥州一宮とたたえられる塩釜神社のプライドが公表をためらわせているのではないか」と推測する。実際、その差は年々詰まっていた(グラフ)。 塩釜神社は「それが(調査しない)理由ではない。調査しないのは全国的傾向」と説明する。塩釜市観光交流課は「必要なら独自に推計したい」と話している。
2011年12月30日金曜日
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