- 公務員試験対策 今日の1問
- 【問題】
- ある大学の山岳部の部員A〜Eの5人に、富士山、大雪山、磐梯山、浅間山、槍ヶ岳のどの山に登ったことがあるかを尋ねたところ、次のことがわかった。
(1) Aを含めて3人が富士山に登ったことがある。
(2) Aは5つの山のうち3つに登ったことがある。
(3) 大雪山にはBとDを含めた3人が登っている。
(4) Cは磐梯山に登ったことがあるが、彼以外にも1名が磐梯山に登っている。
(5) 浅間山に登ったことがあるのは、Dを含めて2名である。
(6) 槍ヶ岳に登ったことがない者が2名いるが、Eは槍ヶ岳に登ったことがある。
(7) Bは浅間山と槍ヶ岳には登ったことがない。
(8) AとEは、同じ山に登っていない。
(9) 5人とも2つないし3つの山に登ったことがある。
このとき、確実にいえることはどれか。
1 Aは大雪山に登ったことがある。
2 Bは磐梯山に登ったことがない。
3 Cは槍ヶ岳に登ったことがない。
4 Dは磐梯山に登ったことがある。
5 Eは浅間山に登ったことがある。
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- 【解説】
- A〜Eと5つの山の対応関係が問われている問題であり、まず、対応表を作り、与えられた情報から素直に埋まる欄を埋めていく。
| 富士山 | 大雪山 | 磐梯山 | 浅間山 | 槍ヶ岳 | 山の数 |
A | ○ | | | | × | 3 |
B | | ○ | | × | × | |
C | | | ○ | | | |
D | | ○ | | ○ | | |
E | × | | | | ○ | |
人数 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 13 |
この段階で山ごとに登ったことのある人数が確定したので、右下の合計欄に人数(13人)を記入する。
ここで槍ヶ岳の欄に注目すると、A、Bが登っていないことから、登ったことのある3人はC、D、Eに決まる(
)。
すると、Dは大雪山、浅間山、槍ヶ岳の3つの山に登ったことになり、情報(9)から、残る富士山と磐梯山には登っていないことが明らかになる(
)。
さらに、これで3人が登っている富士山にDとEの2人が登っていないことがわかるので、自動的にBとCは富士山に登ったことになる(
)。
また、これによりCの登った山が富士山、磐梯山、槍ヶ岳の3つに決まり、残る大雪山と浅間山には上っていないことが明らかになる(
)。
| 富士山 | 大雪山 | 磐梯山 | 浅間山 | 槍ヶ岳 | 山の数 |
A | ○ | | | | × | 3 |
B | ○ | ○ | | × | × | |
C | ○ | × | ○ | × | ○ | 3 |
D | × | ○ | × | ○ | ○ | 3 |
E | × | | | | ○ | |
人数 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 13 |
ここで、表の右下の合計欄に注目する。縦の合計は13でそのうちA、C、Dの3人で9を占めているので、残るBとEの欄の合計は4である。そして、情報(9)から全員が2つないし3つの山に登っているのであるから、BとEの登った山の数はそれぞれ2でなければならない(
)。
これにより、Bは磐梯山に登っていないことがわかる(
)。
| 富士山 | 大雪山 | 磐梯山 | 浅間山 | 槍ヶ岳 | 山の数 |
A | ○ | | | | × | 3 |
B | ○ | ○ | × | × | × | 2 |
C | ○ | × | ○ | × | ○ | 3 |
D | × | ○ | × | ○ | ○ | 3 |
E | × | | | | ○ | 2 |
人数 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 13 |
ここで行き詰ると思われるので選択肢を検討すると、Bは磐梯山に登ったことがないとする肢2が正しいことがわかる。