「離党者出ても構わない」野田総理が直接説得へ(12/29 17:30)

 消費税の引き上げをめぐって、反執行部を中心に離党する議員が相次ぐなか、野田総理大臣がまもなく民主党の会合に出席して、直接、説得に乗り出します。

 (政治部・三嶌亮二記者報告)
 民主党の総会は、第2議員会館で続いています。会合には、まもなく年内の取りまとめに向けて野田総理が出席し、最後のお願いをすることにしています。
 民主党・藤井税調会長:「きょう、総理がしかるべき時間においでになります。これによって総理の心情を語ると思います。そういう点をまずご理解頂きたい」
 このなかで、野田総理は「まずは身を削るべき」という意見が出ていることを受けて、議員定数や公務員給与の削減などを必ず行う決意を語る予定です。野田総理と会合した党執行部の一人によりますと、「総理は、新たに離党者が出たとしても仕方がない、そういう覚悟だ」と強い決意を示したということです。この時期の消費税の引き上げに、党内の反発は大きいものの、あくまでも野田総理は年内の意見集約に強いこだわりをみせています。
 (Q.離党する議員がこれ以上、増える可能性は)
 すぐに離党者が出るということはなさそうですが、大きな火種は残ります。ある中堅議員は「無理に押し切れば離党者は一気に広がる」と話していて、離党への動きがくすぶっています。次の大きなヤマ場は、来年3月の法案の提出の時期ですが、ここでくすぶった火種が一気に広がる可能性もあります。

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